◎トレードでコツコツドカンを繰り返していた時に感じた事とドカンの際のメンタルマネジメントとは?〜自分をマネジメントする事こそドカン撲滅の第一歩〜
天元メンタルマネジメント.13
ドカン負け。
元本含めコツコツ積み上げた利益を一度のトレードで吹き飛ばしてしまう大負けトレード。
プロスペクト理論からコツコツ積み上げさせられこの労力と努力を失いたくない強い思いから損失を拡大させてしまいドカンは起こる事が多いです。
塩漬けトレードでのドカンは気付けば大変な事になっていたという展開。
ロット入れ過ぎドカンは撤退すべき展開から助けようと作戦変更をなんとなくしてしまった事でのナンピンが逆効果になってしまうドカン…等々。
ドカン負けにも負け方、負けが確定するまでの途中経過によってそれぞれ感じる『後悔』は違います。
ただ共通する感情としては『自責の念』は孤独感を生み出し人間を否定されたかの様な独特な喪失感を生みます。
あのヒゲは嫌な予感してたからやめておけば…
プラスの時にやめておけば…
欲出したらえらい事になってなんとかしようと思った時にはもう手遅れだった…
反対にエントリーしてたら…
こんな感情になるのはあくまでも『トレードにおける判断ミス』であってこの結果的にはダメだったけどその時は必死に考えた結果でありある程度覚悟はした上での結果論としての判断ミス。
判断ミスをした自分を責め出したらキリがない。
特に否定されたかの様な独特な孤独感についてはメンタルマネジメントは必要です。
◯いち個人とトレードしてる時のいちトレーダーは頭の中で別モノであると解釈するのがお薦め。
トレードでやらかしても自分という人間を否定されてる訳じゃない。
自分が自分を否定したり嫌になったら絶対ダメ。
利益を積み上げてきた自分を褒めてやったのかと振り返れば調子に乗ったり大きなミスに繋がるから褒めはしない。
でも判断ミスをすれば自分を責める。
トレードMyルールを破れば自分を責めルール通りにトレードして利確したらルールを守れたから当たり前。
自分の中にいるもう一人のトレーダー天元(←各々ご自身のお名前)を育ててますか?
上述の通りプライベートの自分自身とトレーダーの自分は一緒にしちゃダメです。
聞こえは多重人格みたいな感じですがその通りです。
やってみせ
言って聞かせて
させてみて
褒めてやらねば人は動かじ
話し合い
耳を傾け承認し
任せてやらねば人は育たず
やっている姿を感謝で見守って
信頼せねば人は実らず
〜山本五十六〜
人を育てる名言です。
深い話ですがメンタルマネジメントとは自分自身がトレーダーであるもう一人の自分を育てる事こそ本質だと考えます。
私は営業マンだったのですが二十代前半に営業を始めた当初上司からコンコンと詰められる日々でノイローゼになりそうでした。
しかしその時言われました。
『お前の顔がムカつくからとかいじめてやろうと思って注意してないし何故お客様はお前から買わないのか?個人として好きとか嫌いじゃなく営業マンの◯◯から買いたいか買いたくないかが重要だ。注意されてるのも◯◯個人に対してではなく営業マン◯◯に対して注意してる』と。
この時からプライベートの自分とビジネスの自分を共存させてきました。
管理職になって人を育てる難しさを痛感しましたがトレードにおけるメンタルマネジメントも同じで人を育てる事だからこそ難しいです。
しかしルールを作ったのに破ってドカンしてしまった事で自分自身に矛先を向けてませんか?
ナイトレしたなと思えた時に調子乗っちゃ危ないと思ってませんか?
もう一人のトレーダー◯◯をしっかり育てていきましょう。
この気持ちがあると孤独にもなりませんし第三者の目線を持てます。
自分の事を他人事の様にマネジメントする難しさを別人格を共存させる事でしっかりメンタルマネジメントの土壌が作れると思います。
ちなみに私の中にいるトレーダー天元はまールール守れない奴だったんですよ。
資金があればすぐ追撃、ナンピン怖がらないで撃ちまくるし。
お金渡してたらあるだけ使っちゃう浪費タイプ!
だからお財布の中には使ってもいいお金だけ入れる様に約束しました。
その後どうなったかというと無駄遣いは無くなったし我慢を覚えたらしいですよ。
だから良いトレードしたら休みをあげて自由時間をあげて褒めてます。
不動産の営業でトップセールスマンになった経験や管理職として営業マンの人材育成のマネジメントをしていた経験もこのFXというのはお金を稼ぐただの手段ではなく業である事を必ず意識しないと絶対残れません。
せっかく上を目指すなら超一流を目指しましょう。
営業の世界もトレーダーの世界も同じでやってればそれなりのとこまでいくんだと思ってます。
営業マンも営業してたらいつかは売れます。トレーダーとしてもトレードしてれば勝ちトレードもあります。
でもこの世界で生き残れるのはごく僅かの人間です。
二流は出来ない事をあたかも出来たかの様にしちゃう人。
一流は難しい事すらやり切れる人。
超一流は難しい事を難なくサラッとやれちゃう人。
トレードは凄くても人としてアカン人多いです。
プライベートの自分も成長させながらトレーダー◯◯も成長させていく。
人に教えられて気付く事も多々ありますが自分から教えられる事こそ本質をエグく捉えるものです。
話が逸れた感もあるのでまとめます。
①ドカン負けした事でプライベートの自分自身が精神的なショックを受けている場合は心の持ち様=トレーダー◯◯がいない状態。
やらかしたのはトレーダー◯◯であってプライベートのあなたではない。別人格を共存させる事で家庭や仕事にトレードが影響する事も無くなるしメンタルマネジメントが上手くいく環境になる。
②裏を返すとプライベートの自分とトレーダー◯◯をしっかり分けたいから私はトレード部屋が必要になった。トレード部屋があると勝てるかじゃなくてメンタルマネジメントとしてやるべき事だと思えば最善の努力をして日々のトレードに活かしている
③トレーダー◯◯というもう一人の自分をしっかり人材育成していく。
④目標は高く目指すは超一流。到達出来なくても気付けば一流になっている。
また違う角度からメンタルマネジメント発信していきます。
よろしいですか?