ブレイクの時のメンタルマネジメントとは?〜乾坤一擲!一気呵成に飛び乗る?それとも次のチャンスを虎視眈々と狙いにいくのか?〜
天元メンタルマネジメント.08
値動きはスクイーズ(揉み合い)からエクスパンション(どちらかへレンジブレイク)というある種呼吸の様に値動きしていきます。
この呼吸の中にも鼓動を打つ様に上下に振りながら値動きしていきます。
この呼吸と鼓動に自分のエントリータイミングとエントリーポイントを合わせてかないとストレスフリーなトレードにはなりません。
逆にストレスを非常に感じるトレードとはどんなトレードか。
エントリーから真逆に走られる様な逆行なら高値掴みやど底から売ってしまった等のブレイク狙いでダマシに合った場合等で散見される状況である意味ダマしか。ってあるあるの状況として処理できちゃうものです。
しかし本当にストレスなのは含み益になったり含み損になったりを長時間繰り返して捕まる事です。
エントリーしたら動かなくなってしまった。
この時にまずメンタルマネジメントは必要です。
①呼吸が合わなかった
→スクイーズしてから入ってしまったのでどちらへエクスパンションしていくか監視するのと逆行時の対応としてSLをセットしておく事で事故を防ぐ。
事故防止はメンタルの安定に繋がります。
②レンジになった時点でトレードスキルで撤退を選択する
→レンジ幅を決めてナンピンかけてまず逃げる。
保有したくないメンタルを優先。
③損益は関係なく捕まったら気になっちゃって凄いストレス
→ポジションを持っている事にストレスを感じるなら微益、微損撤退をする事で仕切り直せます。エントリー根拠が崩れてなくて時間軸の見立て(呼吸)を読みきれなかっただけなら損切りの判断は難しいです。
損切りの優先順位は前もって決めておきましょう。
保有メンタル重視なら損切り。
根拠メンタル重視ならSL対応。
④根拠メンタル重視とは?
例えば戻り高値を上に抜けないならショート!って売ったら戻り高値は抜けないけど何度かトライしてて『今にも上抜けしてブレイクしそう』という予想で損切り。
しかしその後戻り高値はやはり抜ける事なく滝の様に急落していった。
微損とはいえ根拠崩れてないなら保有しておけば爆益だったのに!とメンタルにくるパターンです。
→保有のストレス=ネガティブな値動き予想。このストレスと自分のエントリー根拠を信じきれなかったストレスを天秤にかけて優先順位を決めましょう。
ブレイク前だけでもメンタルマネジメントはあります。
ここからが本題です。
揉み合いからブレイクしてきた時に仮にノーポジだとします。
ブレイクを狙っていたものの一瞬目を離した隙に結構な勢いで走ってたとします。
4択です。
①飛び乗る
②戻りを待ってから入る
③機会損失という事でやらない
④値動きが止まっての反転狙いで逆張り
私は全てやりました。
結果的には勝ち負けどっちもありました。
エントリー自体に答えはないので何やっても良いと思ってます。
ただし次に繋がるトレードにできるならです。
要はメンタルです。
メンタルに来るとしたら①〜④で失敗しメンタルにきたと想定します。
①ブレイク飛び乗り失敗
→ドテンして往復ビンタは避ける事が大事。エントリー時のブレイク失敗の損切りラインを決めておけばこのトレードとしては完結できます。
ブレイクをとりに行ったのにダメだったからドテン。
それで損切りなら一番メンタルきます。損切りメンタルと根拠メンタルの優先度です。
②戻りで良いところだと思い押し目買いや戻し売りで入ったらそのまま逆行されてしまった
→値幅達成後の反転に対して押し目買いや戻し売りをしてるので長期足をもっと見とけば良かったと後悔はするが次には活かせるはずです。
③やらない事は損益には影響にしませんが自分の予想通りだった時に入っておけば良かった!という何とも言えないメンタルのきかたをします。
私は機会損失でくるメンタルと損切りのメンタルでどちらがダメージ喰らうかというと機会損失のメンタルだったので環境認識して入ると決めたらまず入ります。
メンタル来ちゃってからトレードするのしんどいのでメンタルに来ない方を優先していく事が重要だからです。
④逆張り
→ブレイク狙いの戦略を取り下げて新たに次の値動きを狙いに行くというシフトチェンジが出来てるなら良いと思います。
再度環境認識し直して狙いにいけばメンタルには然程影響ありません。
ここでブレイクしてるのに短期足でヒゲや反転しそう!という値頃感で逆張りはやはり良くないですね。
仮にそのトレードで利益出てもいつか大事故を引き起こしてしまうかもれません。
ブレイク狙いのトレードはその前から伏線があります。
ブレイクを狙って揉み合いから入りブレイクはしっかりとる。
ブレイクしてからしっかりとる。
ブレイク後に方向性が明確になってからとる。
上手くいくならどれでも良いです。
メンタルマネジメントはやはり上手くいかなかった場合のメンタル崩壊を防ぐ事に重きを置いてます。
メンタルマネジメントとトレードを結びつけていくとどの入り方が自分に合うのか手法構築に繋がる重要な事だと認識してます。
ブレイクというひとつの事象で例えましたが全てのトレードにこの様なメンタルマネジメントは必要です。
最悪を想定して最善を尽くす。
これはチャート上の事だけではありません。
むしろメンタルにおける最善を尽くす事こそ重要ではないのでしょうか。
また角度を変えながらメンタルマネジメント発信していきます。
よろしいですか?