短期間で数千万円稼ぎ、短期間で数千万円溶かしてしまった方の話
FX
ちょっと前に、短期間で数千万円稼いだ人が話題になってました。
どういうトレードしているか見たら、「まぐれで勝った数千万円は溶かしちゃうだろうなー」ってトレードしていた。
結果、1カ月も経たないうちに数千万円溶けていました。
なぜ、事前に負けると思ったのか?
資金管理していない、この1点です
資金管理せずに大きく張るから、短期間で数千万円稼げたとも言えますが、大きなリスクを取ったギャンブルトレードの勝ちは「まぐれ」なんです。
日本で有名な何百億円稼いだ人たちでも、大きなリスクでトレードやらせたら、長期的に見れば確実に負けます。
ですから、大負けの原因は、相場分析や予想や手法などの問題じゃないんですね。
何百億円稼げるやり方手法でも、大きなリスクを取ったら勝てない
確率論、期待値の考え方が大事。
長期的に見れば負けるゲームをしていたら、一時的に勝っている間は「まぐれ」と言えるわけです。
しかし、実際に自分が相場分析して自分のやり方もあって、それで数千万円勝てたら、「これは一時的な勝ちだ」なんて、認識することは不可能でしょう。
それを認識するには、確率論、期待値の考え方がわかって、長期的な結果がどうなるか、わかる必要があります。
大勝ちしているときに、資金管理についての指摘されているリプがありましたが、アンチコメント扱いされて叩かれていました。
勝っているときは、自分が正しいと思っているから、反する意見は、アンチにしか見えないでしょう。
相互フォローの方だったので、心配して言ってくれたアドバイスだったかもしれません、他の方が見て真似しないように注意喚起の意味があったのかもしれません。
ネット上では、大きなリスクを取ったギャンブルトレードでのまぐれ勝ちでも、とにかく一時的でも勝てば、うまいとかプロだと称賛される人が多く見えます。
そして、大損したときに、それまで称賛していた人は、こう言います。
「プロでも大損するんですね」
これは本当に何度も見たことがあります。
資金管理せずに、大きなリスク取ったギャンブルトレードしている人は、プロとは言えません。
プロの定義は人によって違うと思いますが、個人的には「デイトレード」という本にあるプロの定義が一番適切だと思っています。
『デイトレード』
勝つことが勝者を示す真の指標ではない。
実際には、プロの指標は唯一つしか存在せず、それは少額の損失である。
初心者がいかに幸運であっても、彼らの実態は損失の額を見れば明らかとなる。
ここでのポイントは、しばらくの間は紛い物でも勝つことはできるが、
見せかけやツキでは恒常的に損失を少額にとどめることはできないということである。
勝者の証はいかに勝つかではなく、いかにうまく負けるかということにある。
負けをコントロールすることができるようになれば、勝ちを求める必要もなくなる。
以上
少額の損失、負けをコントロールできるのが本当のプロである。
多くの人は勝ちしか見ていない。
しかし、「しばらくの間は紛い物でも勝つことはできる」ので、どれだけ勝とうが、それだけでプロとは判断できないわけです。
数千万円溶かした方は、精神的にも本当につらいと思います。
しかし、本当の地獄はここからの可能性もあります。
過去に大きく勝った経験があり、それが自分の実力だと思っていると、非常に危険です。
負けても負けても、入金入金、さらに借金して入金して負け続ける可能性もあります。
昔、GFF(グフフ)さんという方が、10万円を2カ月くらいで6億円にしました。
夢のある話ですが、結果的にお金は全部なくなりました。
ライブ放送されていたので、GFFさんがお金がなくなったときに、視聴者の方でお金を出してくれる方もいました。
「6億円も稼いだ実力がある方だから、もう一度このお金で稼いでください!」
短期間の勝ちはまぐれで、実力があるとは言えません。
しかし、実力があると勘違いされてしまう方は多いでしょう。
結果、視聴者の方のお金も溶かしてしまいました。
視聴者「貸した金を返せ」
GFF「いや、出資だから返す必要はない」
さらにGFFさんは、前年に1億円の利益確定があり、翌年に全部負けてお金がなくなってしまいました。
つまり、前年の1億円の利益に対する税金(約5000万円)を払う必要があるのに、お金がない状態になったということです。
税金は自己破産もできませんので、約5000万円の借金になります。
そして、号泣して「いつか、必ず帰ってきます!」と言ってライブ放送も引退しました。
その後、自ら命を絶ったのではないかという噂もありましたが、現在も生きていてインタビューされた方の話がありました。
「これから為替を始めようという方にメッセージをお願いします。」
GFF「まず取引するにあたりストップ(損切り注文)は入れるようにして
資金管理をしっかりしてほしいですね。僕はできなかったので。」
あのGFFさんは、振り返って見て、資金管理がしっかりできていなかったという認識はあったんですね。
ここまで読んでから、最初の話に戻って見ると、よくわかると思います。
>ちょっと前に、短期間で数千万円稼いだ人が話題になっていた。
>どういうトレードしているか見たら、「まぐれで勝った数千万円は溶かしちゃうだろうなー」ってトレードしていた。
>結果、1カ月も経たないうちに数千万円溶けていました。
>なぜ、事前に負けると思ったのか?
>資金管理していない、この1点です
資金管理ができていないと、何千万円稼いでも、6億円稼いでも、全部溶けてしまうんです。
GFFさんの経験からの言葉は重いですよね。
「まず取引するにあたりストップ(損切り注文)は入れるようにして
資金管理をしっかりしてほしいですね。僕はできなかったので。」
これだけは絶対に守ってやって行きましょう!
『ゾーン相場心理学入門』
「リスク際限のない環境で唯一勝ち続けているのは、トレードする前にリスクを決めている人たちである」
SL置かないってことは「私はいくら損しても構いません」と言っているのと同じことです。
過去に大損した人たちのトレードにひとつだけ手を加えて、大損しないようにするには
「SLを置く」
たったこれだけのことで、ほとんどの人は助かるでしょう。
エントリ―前に必ず決めましょう
・どこで損切りするのか?
(基本は根拠が崩れたところにSLを置くので、事前にエントリ―根拠も明確になっていなければならない)
・何ロット張っていくらまでの損失にするのか?
(数連敗しても資金が無くならない損失(リスク)の範囲で資金管理をする)
・ロット数を決めて、エントリ―して、すぐにストップを置く
『デイトレード』
値段が上がれば、利益が上がり一件落着である。単純なことだ。
しかし、値段が下がった場合はどうであろうか。
その時はどうするのか。
売るならば、どの水準で売るのか。いつ?どのように?
こういった質問に対し、プロだけが行動を起こす前に答えることができる。
初心者はダチョウのように頭を隠しただけなのに隠れたつもりになり、下落リスクには目をつぶる。
あらかじめ行動計画がないからである。
すべてのトレーダーが我々の損切り戦略に厳密に従えば、下落リスクに対し、プロのような行動がとれる。
我々は、あらかじめ損切りの水準を定めずにポジションをとることはない。
『100億円稼いだテスタ氏』
Q、損切りの判断はどのようにされるのですか、いつも迷います
A、基本は最初に立てたシナリオが崩れたら決済です
それが一番シンプルで簡単なんじゃないですか
逆に言うと、最初に決めておかないといけない
『テスタ氏ひろゆき氏対談』 ひろゆき 「損したときにどれくらいになるか って考えてきちんとやる人はあまりいないですよね やっぱ上がると思って買うから 下がると想定しているなら買わない方がいいってなる」 テスタ 「ほんとそれで みんな勝ちのことしか考えてないですから」
勝ちだけ見ない【切り抜き動画】
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