世界的リスク多発、リスクに注目しよう！　～11月19日の注目点とスケジュール～

◎本日の注目点

１）英国の動き

英国は先週末に閣僚が4名も辞任が続き、ポンドは大幅安となってしまいました。　英国では、政治は日曜に動くといわれ、昨日日曜には、辞任した閣僚の後任が発表されています。

そんな不安定な英国政治、メイ政権は、がけっぷちに追い込まれています。　与党内で、党首交代(リーダーシップチャレンジ)を計画し、署名を集めているようです。　たさ、この時期に首相になりたい人がいるのか？疑問ではあります。　今日も英国政治、要人発言で大きく動く1日にらると思われます。

２）欧州の動き

先週、イタリアは予算案の修正に応じませんでした。　それに対しての反応をEU側が21日までに出すのではないかと見られていますが、それまでにもイタリアに対する発言等が出てくると思われます。

そもそもイタリアは、予算案を通したいと思っているわけではない！　予算案を盾に、欧州を引っ掻き回して、極右政党の躍進を狙っているととの情報もあります。　極右政党の躍進にも注意が必要です。

３）原油価格と米ドル

原油価格は大きく下落しています。　原因は需要面、供給面ともにありますが、どこまで下がるか注目です。

市場としては、、、資源国にとっては痛手ですが、原油輸入国はコスト安になります。　株価ので楽している米国は、産油国であり原油消費国でもあります。　原油安の影響がどこまで株価に影響するのか注目したいと思います。　また、欧州、英国、原油安とリスクが多いため、リスクオフに傾きつつあります。　どこまリスクオフに傾くかも注目です。

WTI原油価格　日足チャート

ドルインデックス　時間足チャート

ユーロとポンドが売られるのは分かるのですが、ここ数日米ドルも売られています。　ドルインデクスを見ると、ドルが弱くなっています。　節目であった"77.00"を割り込んでいます。ここから盛り返せるのか注目です。

下記ドルインデックスの日足で見ると、直近高値を超えたので、一旦の調節にも見えなくありません。　調整ということであれば、”76.00”を割りkじょまずに反転上昇してほしいところです。　個人的には、年内は米ドルの需要があると思っているので、上昇してくるのではないかと思います。　ドルインデックスも併せて注目していきたいと思います。

ドルインデックス　日足チャート