EA初心者必見!勝利の法則 EA開発者が伝えるFX自動売買の秘訣 ~8~
FX
※この記事は私が出版している電子書籍「EA開発者が伝えるFX自動売買の秘訣」を修正編集して掲載しています。
EA を選ぶ基準
EA を選ぶ際には、
あなた自身の性格とトレードスタイルに合った
EA を選ぶことが非常に重要です。
ここでは、
EA を選ぶ際の注意点や確認すべき指標について詳しく解説します。
1. 自分の性格と EA の相性
EA を選ぶときに最も注意してほしいのは、
自分の性格と EA との相性です。
たとえば、トレード回数をたくさん求める人が、
週に 1〜2 回しかトレードしないスイング系の EA だけを使うと、
なぜエントリーしないのかストレスが溜まってしまいます。
逆に、勝てるポイントだけを狙いたい人が
スキャルピング系の EA を使うこともストレスの原因になります。
このように、 自分の思うトレードスタイルに合った EA を選ぶことが、
長期的な成功とストレスの軽減につながります。
最初の段階では、 自分の好みに合った EA を選ぶことが大切です。
ある程度 EA の数が増えてきたら、
ポートフォリオとして逆の性格を持つ EA を使うことも効果的ですが、
初心者のうちは自分に合ったトレードスタイルを優先しましょう。
2. バックテストの重要性
EA を選ぶ際には、バックテストを必ず確認しましょう。
EAを広告やSNS で紹介していることがありますが、
多くの場合、公開されているのは直近のトレード履歴だけで、
バックテストのデータが欠如していることが多いです。
さらに、公開されているバックテストが半年や1年分だけの場合、
長期にわたるテストでは損失が出ている可能性が高いです。
したがって、EA を分析する際には、
最低でも 10 年分のバックテストデータが必要です。
10 年のバックテストで安定して利益が出ていることを確認した上で、
初めてその EA を検討する対象として考えましょう。
EA のパフォーマンスを評価する指標
以下の 3 つの指標は、
EA の性能やリスク管理の能力を理解する上で非常に役立ちます。
1. リカバリーファクター(Recovery Factor)
リカバリーファクターは、
EA がドローダウンからどれだけ回復できるかを示します。
計算方法は、 獲得した総利益を最大ドローダウンで割ります。
数値が高いほど、
ドローダウンからの回復能力が高いです。
例: 総利益が 100 万円、最大ドローダウンが 20 万円の場合、
リカバリーファクターは 5(100 万円 ÷ 20 万円)となります。
2. 最大ドローダウン(Max Drawdown)
最大ドローダウンは、
資産が最も減少した割合を示します。
小さいほどリスクが低い EA とされ、
トレード時の心理的負担も軽減されます。
例: 資産が 100 万円から 80 万円に減少した場合、
最大ドローダウンは 20%((100 万円 - 80 万円) ÷ 100 万円 × 100)です。
3. リスクリワード比(Risk-Reward Ratio)
リスクリワード比は、 リスクとリターンのバランスを示します。
平均利益を平均損失で割った値です。
この比率が高いほど、 リスクを取る価値があります。
例: 平均利益が 2 万円、平均損失が 1 万円の場合、
リスクリワード比は 2(2 万円 ÷ 1 万円)です。
EA 選びは、あなたのトレードスタイルと
相性の良いものを選ぶことが成功への第一歩です。
また、バックテストデータをしっかり確認し、
10 年以上の実績を持つ EA を選ぶことが重要です。
最終的に、EA-BANK やゴゴジャンなどの
プラットフォームに登録している EA は、
フォワードテストの結果も公開しています。
気になる EA が実際に利益を上げているかを確認し、
バックテストの成績が良いだけでなく、
実際のトレードでも同様の結果を出しているかを
確認することが大切です。
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