ボリンジャーバンドを使ったロジック考察① (連載No.001)
FX
ボリンジャーバンドを使った取引ロジックを考察していきます。
ボリンジャーバンドを使ったロジックの中で代表的なもののひとつに、小康状態から一気に値幅が出た後の動きを追いかける手法があり、今回はこれを言語化していきます。
それぞれのロジックは裁量取引ではよくある手法ですが、これを言語化してEA化してしまえばこの手法を使った取引では自分でトレードをする必要が無くなるということですね。
スクイーズからのエクスパンションを狙った「ボラティリティ・ブレイクアウト」
ボラティリティ・ブレイクアウトは順張りのトレード手法で、ボリンジャーバンドがスクイーズし価格が小康状態になったレンジ相場から抜けるエクスパンションの動きの初動を狙います。
直近のボラティリティを超えるような急な値動きを狙う方法で、価格がレンジ相場を抜けてボリンジャーバンドがエクスパンションを起こしたらレンジを抜けた方向へ順張りでついていきます。
スクイーズしたボリンジャーバンドの±2σを超えるような動きには勢いがあると判断しその方向についていくイメージです。
決済ポイントは価格がミドルラインまで戻してきた時、またはボリンジャーバンドの拡大が収まった時となります。
EA化するための言語化としては、まずはボリンジャーバンドがスクイーズしているのかどうかを判断する必要があります。
これには現在のボリンジャーバンド間の幅がどれくらいなのかを各バンドが描写される価格を取得して比較します。
その上で幅が「〇〇以下ならばエントリー準備完了」とし、次にエクスパンションが起こるまで待てばいいのです。
エクスパンションの発生も各バンド同士の幅がひとつ前よりどれくらい大きくなったかを価格を取得して比較すれば判定できます。
そしてこの2つの条件が揃った時点で終値がボリンジャーバンドが傾いている方向の±2σを抜いていればエントリーさせる記述をすれば完了です。
決済は価格がミドルに達した時点、または終値で抜いた時点など自由に決めていいと思います。
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