15分足デイトレードでOCO注文を活用する方法
FXデイトレードで成功するためには、リスク管理とトレードの効率化が重要です。
そのために有効な手法の一つがOCO注文(One Cancels the Other)です。
ここでは、具体的なOCO注文の活用方法について解説します。
① いつOCOを入れるか
まず、成行でエントリーします。指値や逆指値でエントリーすることは
ほとんどありません。
ポジションを持った後は、含み益が出るまでチャートを監視します。
この監視時間は10分から30分程度が一般的です。
含み益が出たら、安心してOCO注文を設定します。
OCO注文を設定することで、チャートから離れても
トレードが自動的に管理されます。
もしエントリー後に含み益が出ない場合、成行で損切りすることが多いです。
含み益が出ないということは、エントリーポイントが
間違っている可能性が高いためです。
この場合、ポジションホールド時間は短くなります。
② どの価格にOCOを入れるか
損切りポイントの設定:
ネックライン(サポートやレジスタンス)を基準にして逆指値を設定します。
このラインを逆方向にブレイクした場合に損切りするようにします。
注意点として、真横のネックラインだけでなく、
斜めのラインも活用することが重要です。
損切りポイントは、「ここを抜けたらトレードのイメージが否定される」
という場所に設定します。
エントリー前に「ここを逆行したら危険」と感じるポイントを見つけ、
そこに逆指値を設定しておきます。
利益確定ポイントの設定:
指値は次のネックラインに到達する価格帯に設定します。
エントリー前に、「ここまでホールドする」という目標価格を決めておきます。
デイトレードでは、損益率を上げることが何よりも重要です。
損切り幅よりも利幅を広く取ることを目指しましょう。
そのためには、エントリー前に利益確定と損切りのポイントを
明確に見つけておくことが必要です。
これが見つかれば、OCO注文を設定するだけで、
イグジットが非常に楽になります。
③ OCO注文の具体的な活用
エントリーの流れ:
- 成行でエントリー
市場の状況を見て、適切なエントリーポイントで成行注文を出します。 - 含み益が出るまで監視
エントリー後、含み益が出るまで10~30分間チャートを監視します。 - 含み益が出たらOCO注文を設定
含み益が確認できたら、指値注文と逆指値注文を設定します。
これにより、利益確定と損失限定が自動的に管理されます。
損切りと利益確定の設定:
- 逆指値注文
「ここを抜けたら危険」と感じるネックラインの下に設定します。 - 指値注文
次のネックラインに到達する価格帯に設定します。
④ メンタルの安定
OCO注文を活用することで、ポジションホールド中に
無駄な心配をする必要がなくなり、メンタルが楽になります。
トレーダーの多くは、チャートが形成される過程で
自分で判断してイグジットしたいと考えますが、
裁量で判断するとプロスペクト理論に負けてしまうことがあります。
含み益はすぐに確定したくなり、含み損は戻るまで
待ちたいと思うのが人間の心理です。
OCO注文を使うことで、これらの心理的な障壁を克服し、
トレードが安定します。
⑤ 裁量とOCO注文の併用
絶対に裁量のみ、もしくはOCOのみというわけではなく、
状況に応じて併用することが推奨されます。
エントリー前から利食いと損切りが明確なときはOCOを使い、
そうでない場合は裁量で判断するなど、柔軟に対応することが重要です。
結論
OCO注文は、デイトレードにおいて非常に強力なツールです。
リスク管理と効率的なトレードを実現するために、
成行でエントリーした後、含み益が出た時点でOCO注文を設定することで、
チャートから離れても安心してトレードを続けることができます。
これにより、メンタルの安定を保ちつつ、
安定した利益を上げることが可能になります。
Is it OK?