XAUUSD-GOLD:LME銅価格は供給過剰を映し、大幅なコンタンゴ
コモディティ
銅は弱そうです。まずLME銅価格は、
現物 8380
3ヵ月 8479
2025年12月 8610
2026年12月 8655
2027年12月 8700
と現物が3ヵ月ものより沈んでいます。
大幅なコンタンゴです。
これは余剰メタルを倉荷証券(ワラント)に変えて、
一時的に現物売りでドル資金を調達し、いずれ先物で買い戻すか、
そのままマーケットに渡すかの選択のうち、買い戻しをせずに、
そのままマーケットに渡し切る動きが底流にある事が背景と思われます。
現物が先物より安いという事は、そのまま現物供給増を示しますので、
この現物安が解消されない限りにおいて、相場の反転回復は持続せずと
判断します。
ご参考までにインターナショナルカッパースタディグループ、ICSGの
予測では、2024年には生産量が使用量を46万7,000トン上回ると予想
されており、4月のグループ前回会合時の予想29万7,000トンの余剰か
ら大幅に上方修正されています。
LMEの動価格のプライスカーブが、次第に横ばいになって来たら、
メタルの倉庫への搬入が減少していることになります。
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