金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1960号/加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員番号 012-02323GogoJungleトップへ
icon 一覧
GogoJungleへ
記事作成

マイページを見る
ログアウト
あとで読む0
お気に入り0
購入済み0
記事作成
GogoJungleトップGogoJungleトップ
カート
お知らせ
ご利用ガイド
Kecofin
2022/09/12 04:56
公開: 2022/09/12 04:56
更新: 2022/09/12 04:56
icon
連載
Kecofinの投資情報
投資判断のためのファンダメンタルズ情報を提供します。 全ての投資判断のベースとなる米国経済に特に注力していますが、経済、FX、株式、金利など幅広い分野を対象としています。 どの分野で投資活動をするにしても、幅広い情報を持つことで理解が高まります。 私のモットーは「百聞は一見に如かず」と「困難は分割せよ」です。 前者では、「情報をグラフで見ること」。文章はできるだけ短く、簡潔にしています。 後者では、ボリュームのある長いレポートより、短いレポートを多数出すことにしています。そのほうがクィックリー・タイムリーに出せるし、読むのも楽だからです。 また、有料であるからには、他では見られない分析情報も提供します。 資産運用会社で、チーフストラテジストとして投資判断に利用してきた分析手法をそのまま提供します。勤務していたときは外部に出すことのなかった分析情報を、今は制限はありませんから。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいています。 https://kecofin.blog.jp/ https://twitter.com/kecofin
¥4,600 /月

FX必須情報3 為替相場と金利差 傾向は変わらないが一服

FX
今年は(去年から)、FXer(FXをやる人)にとっては、夢のような年だった。
ドルを買って持っていれば、どんどん儲かるのだから。ドルをショートすれば、どんどんマイナスのスワップポイントが膨らみ、我慢できない。結局、ドルを持つことになって、ドルが上昇していく。

ところで、プロのファンドマネージャーが最も辛いのは 相場(特に株)が上昇したときに保有していないこと。顧客は相場で儲けるために資金を預けている。相場が下がったときに保有していても、しようがないと顧客は理解はしてくれるが、相場が上昇した時に保有していないことは許されない。

何を言いたいのか。個人投資家なら、「今年 為替では大きく儲かった。ここで降りて、さらにドル高になったとしても、諦められる。」そう思える。これが個人投資家のいいところだ。

それは、そうとして、<先週のレビュー>から、

・ドル/円:


前回のレポートで『金利差はドル/円が140円が妥当水準であることを示唆している。ドルロングポジション継続。ただし、大幅なドル高/円安を期待することは難しいだろう。』とした。
141.50程度を超えるようなら一部売るつもりだったが、ドルの上昇があまりに早く、結局、142.80で三分の一を、144.00で三分の一を、143.80で三分の一を売却。現在、ポジションはゼロである。
先週も、大きなゲインとなった。この3週間のゲインは、非常に大きかった。

・ユーロ/ドル:『トレンドはユーロ安。ただし、ユーロ/ドルと独米金利差の関係がおかしいので、ポジションを取るのは見送る。』という方針通りに何もしなかった。ユーロは、予想と違って、わずか上昇した。
・ポンド/ドル:『トレンドはポンド安。ただし、ポンド/ドルと英米金利差の関係がおかしいので、ポジションを取るのは見送る。』という方針通りに何もしなかった。ポンド、予想と違って、わずか上昇した。
・豪ドル/ドル:『トレンドは豪ドル安。MACDがマイナスなので、ショート継続。』という方針通り実行。やや豪ドル高となり、わずかなロス。

先週は、レーバーデー明け(相場のセンチメントが変わることが時々ある)で、ややセンチメントが変わった動きがあった。そして、週末ポジション調整があり、やや荒れた展開になった。
ポジション調整を起こしたきっかけは、
・ECBが8日、政策金利を0.75%引き上げると決めたこと。0.75%の上げ幅はユーロが誕生した1999年以降で初めて。ECBは日和るのかと考えていたが、景気後退リスクを覚悟のうえでインフレを抑制に出た。
・黒田日銀総裁が急激な円安は望ましくないと述べ、松野官房長官は過度な為替変動に対しあらゆる措置を排除しないと発言。(効果はないが、ポジション調整のきっかけとして使われた。)

本題に入る。為替相場と金利差の関係、今後の展開についてだ。

為替相場と金利差の関係は、為替相場を見ている人には必須の基本情報。

相場は需給で決まるが、為替相場の需給を動かす大きな要素の一つは金利差。
為替相場と金利差の関係はFXにとって最も重要で基本である。
常にその状況を把握する必要がある。
その関係は恒久的なものではない。しばしば形を変える。
定期的に、その関係の情報をフォローしている。

以下、定例のグラフ(ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、ユーロ/円とそれぞれの金利差との相関)を掲載する。
×
#為替 #FX #金利差
レビュー を見る
ここから先は有料コンテンツです
icon
連載
連載購読
¥4,600 /月
コメント
ログインして投稿する
コメントを削除します。
よろしいですか?
この記事の作者
Kecofin
Kecofin
市場エコノミスト ー 元外株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト(アセットアロケーション)などー 東京大学農学部農業経済学科卒業。生命保険会社・資産運用会社で公的年金・企業年金・投資信託運用に携わるなど40年近く市場と関わってきた。国内外の経済や株式・為替・債券、国際商品などのマーケット動向に通じる。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいている。
この記事の連載
Kecofinの投資情報
投資判断のためのファンダメンタルズ情報を提供します。 全ての投資判断のベースとなる米国経済に特に注力していますが、経済、FX、株式、金利など幅広い分野を対象としています。 どの分野で投資活動をするにしても、幅広い情報を持つことで理解が高まります。 私のモットーは「百聞は一見に如かず」と「困難は分割せよ」です。 前者では、「情報をグラフで見ること」。文章はできるだけ短く、簡潔にしています。 後者では、ボリュームのある長いレポートより、短いレポートを多数出すことにしています。そのほうがクィックリー・タイムリーに出せるし、読むのも楽だからです。 また、有料であるからには、他では見られない分析情報も提供します。 資産運用会社で、チーフストラテジストとして投資判断に利用してきた分析手法をそのまま提供します。勤務していたときは外部に出すことのなかった分析情報を、今は制限はありませんから。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいています。 https://kecofin.blog.jp/ https://twitter.com/kecofin
前の記事
次の記事
icon
2022年9月7日 相場に何が起きているか?
米国 物価上昇沈静化なんてしていない(8月消費者物価)
icon
連載の人気記事
FX必須情報4 為替相場と金利差 円に異変
投資環境に変化が起きている。米国でスタグフレーション懸念が高まってきた。足元のインフレ抑制の為、強い利上げは続くが、将来のリセッション懸念から(かなり先では大幅な利下げが予想されるため)長期金利は上昇
円安でも悪化する貿易収支
貿易赤字が過去最大2兆8173億円 8月、資源高・円安で: 日本経済新聞8月の貿易収支は2兆8173億円の赤字だった。赤字額は過去最大となった。貿易赤字は13カ月連続。15年2月までの32カ月に次ぐ過
米生産者物価(卸売物価)8月はインフレ沈静化の方向に
米労働省が14日発表した8月の生産者物価=卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は、食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前年同月比5.6%上昇。7月の5.8%から鈍化した。前
為替介入は効くか? たぶんYes
今、円安を演じているのはキャリートレードである。投資家としては、円に対して安くドルを買いたい。大きなキャリートレードを行うと、自らドルを釣り上げてしまい、高値でドルを買ってしまうことになる。ところが、
米国 物価上昇沈静化なんてしていない(8月消費者物価)
その昔、ボルカー議長のころ、毎週のM1の発表が大イベントだった。インフレ抑制の為に、M1をコントロールすることが金融政策の目標だったからだ。その後、グリーンスパン議長からは雇用統計発表がメインイベント
すべて見る
  • ご利用ガイド
    よくあるご質問(FAQ)
    お支払方法について

  • 会社案内
    利用規約
    媒体資料
    開発依頼
    パートナー募集

  • 特定商取引方法に基づく表記
    採用情報

商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号
関東財務局長(金商)第1960号
加入協会 一般社団法人
日本投資顧問業協会
金融庁日本投資顧問業協会証券・金融商品あっせん相談センター証券取引等監視委員会

Copyright © 2025 GogoJungle Inc. All Rights Reserved.