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Kecofin
2022/09/07 15:24
公開: 2022/09/07 15:24
更新: 2022/09/07 15:24
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投資判断のためのファンダメンタルズ情報を提供します。 全ての投資判断のベースとなる米国経済に特に注力していますが、経済、FX、株式、金利など幅広い分野を対象としています。 どの分野で投資活動をするにしても、幅広い情報を持つことで理解が高まります。 私のモットーは「百聞は一見に如かず」と「困難は分割せよ」です。 前者では、「情報をグラフで見ること」。文章はできるだけ短く、簡潔にしています。 後者では、ボリュームのある長いレポートより、短いレポートを多数出すことにしています。そのほうがクィックリー・タイムリーに出せるし、読むのも楽だからです。 また、有料であるからには、他では見られない分析情報も提供します。 資産運用会社で、チーフストラテジストとして投資判断に利用してきた分析手法をそのまま提供します。勤務していたときは外部に出すことのなかった分析情報を、今は制限はありませんから。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいています。 https://kecofin.blog.jp/ https://twitter.com/kecofin
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2022年9月7日 相場に何が起きているか?

経済情報

新しい四半期、2大統計(ISM指数、雇用統計)発表を終え、休日明けで、今まで迷っていた投資家も change mind したのだろう。

「利上げ⇒米景気減速⇒インフレ沈静化⇒利上げ停止」の考えにとらわれていた一部の投資家は、パウエル議長のジャクソンホールでの講演を聞いても、まだ迷いがあって行動を起こしていなかったのだろう。

(1)米景気が軟化しても、インフレが2%以上なら、FRBは利上げの手綱を緩めない。
(2)依然、実質金利はマイナスで、金融緩和的。ISM指数(製造業、非製造業とも)、雇用統計は底堅い。
(3)FRBは本気で需要抑制を求めている。リセッションも辞さない覚悟だ。コモディティー価格下落にも反映している。
(4)世界は、米国の利上げについていけない。ECBもリセッションとなると、大幅利上げに躊躇する。

要は、FRBはリセッションも辞さない覚悟で物価高騰を抑えにかかる姿勢が明確だということである。これを信じるかどうかである。40年も景気コントロール型の金融政策に慣れているので、すぐに自分の考えを変えられない投資家がいても当然だ。

さて、そうしたchange mindした投資家は、さらなる金利上昇、そうなれば、金融政策の違いが明確な日本の円を売るという行動に出たのだろう。
米国の1年金利上昇が円キャリートレードを誘発している。

さて、困ったことに、こうなると、円高転換する理由がない。
原油価格(Brent)が60ドルを下回ると、日本の貿易収支はかなり改善するだろう。そうなると、経常収支が改善し、円買いが出るだろう。しかし、それは、先のことだ。

ドルロング/円ショートで儲かった人が利食いしてくれればいいが、キャリー益(スワップポイント)が得られるので、なかなか、大きな利食いも出ないだろう。

もう、為替介入しかないのかなぁ?
それとも、皆が一方向へ・同じ行動をとれば、それが相場のおしまいということになるのだろうか?



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市場エコノミスト ー 元外株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト(アセットアロケーション)などー 東京大学農学部農業経済学科卒業。生命保険会社・資産運用会社で公的年金・企業年金・投資信託運用に携わるなど40年近く市場と関わってきた。国内外の経済や株式・為替・債券、国際商品などのマーケット動向に通じる。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいている。
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