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Kecofin
2022/08/14 21:56
公開: 2022/08/14 21:56
更新: 2022/08/14 21:56
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Kecofinの投資情報
投資判断のためのファンダメンタルズ情報を提供します。 全ての投資判断のベースとなる米国経済に特に注力していますが、経済、FX、株式、金利など幅広い分野を対象としています。 どの分野で投資活動をするにしても、幅広い情報を持つことで理解が高まります。 私のモットーは「百聞は一見に如かず」と「困難は分割せよ」です。 前者では、「情報をグラフで見ること」。文章はできるだけ短く、簡潔にしています。 後者では、ボリュームのある長いレポートより、短いレポートを多数出すことにしています。そのほうがクィックリー・タイムリーに出せるし、読むのも楽だからです。 また、有料であるからには、他では見られない分析情報も提供します。 資産運用会社で、チーフストラテジストとして投資判断に利用してきた分析手法をそのまま提供します。勤務していたときは外部に出すことのなかった分析情報を、今は制限はありませんから。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいています。 https://kecofin.blog.jp/ https://twitter.com/kecofin
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日本企業の収益予想は2分

株式

株価 =EPS × PER なので、
TOPIXの予想は、EPS と PER に分けてアプローチするのが一般的である。

PERは基本的には、EPSの成長のスピードと金融状況によって決まる。
TOPIXのような大規模指数の場合、成長のスピードが恒常的に高いということはなく、EPSは経済状況を反映するので、PERは主に金融状況で決まる。日本の金融状況は極めて硬直的(不変)である。なので、TOPIXのPERは大きく変動せず、ほぼ一定である。過去12カ月EPSの16倍。向こう12カ月予想EPSの14倍である。

ということになると、TOPIX株価予想は専ら企業収益動向による。
企業収益動向は、実務的には、向こう12か月予想EPSか、過去12カ月EPSが使われる。
過去12カ月EPSといっても、例えば、2023年3月時点の過去12カ月のEPSは、決算発表される5月末くらいまではわからない。なので、過去12カ月といっても、予想することになる。

その企業収益予想はどうするか?
(1)アナリストに個別企業の企業収益予想を集計する。=ボトムアップ予想。 と、
(2)マクロ経済予想からアプローチするトップダウン予想がある。

(1) (2)のデータの入手は個人投資家には難しい。
(1)は、IBES(ロイター)、FactSet 、BloombergPro の有料サービスになる。
あるいは、証券会社が独自に集計したり、予想したりしている。

私は、日経新聞、東証が発表するデータをもとに、自分で推量している。東証の発表は遅い。日経は、向こう12カ月ということではなく、発表ベースの集計である。前回発表を過去12カ月、次回発表を向こう12カ月としている感じである。


前置きが長くなったが、今後のTOPIXのEPSの予想であるが、2分している。一般的な市場予想は楽観的である。しかし、一部ストラテジストには、10‐12月期に米国でリセッションが起き、それに伴い、日本企業の収益も悪化すると考えている。

次のグラフで、薄い赤点線が市場の予想。濃い赤点線が私の予想である。ただし、私の予想も甘いと感じている。ホンネは濃い赤点線は下落すると考えている。


では、ストラテジストは、どのように、マクロデータからアプローチするのだろうか?

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市場エコノミスト ー 元外株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト(アセットアロケーション)などー 東京大学農学部農業経済学科卒業。生命保険会社・資産運用会社で公的年金・企業年金・投資信託運用に携わるなど40年近く市場と関わってきた。国内外の経済や株式・為替・債券、国際商品などのマーケット動向に通じる。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいている。
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