欧州ファンダメンタルズ入門|第19回 テーパリングについて[松崎美子]
FX
松崎美子さんプロフィール
まつざき・よしこ。スイス銀行東京支店でトレーダー人生をスタート。1988年渡英、1989年よりバークレイズ銀行ロンドン本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年に同じくロンドン・シティにある米メリルリンチ投資銀行に転職。その後2000年に退職。現在はFX取引に加え、日本の個人投資家向けにブログやセミナー、YouTubeを通じて欧州直送の情報を発信。著書に『松崎美子のロンドンFX』『ずっと稼げるロンドンFX』(共に自由国民社)。2018年より「ファンダメンタルズ・カレッジ」を運営。DMMで「FXの流儀」のオンラインサロンも始めた。
ブログ:http://londonfx.blog102.fc2.com/
ファンダメンタルズ・カレッジ:https://fundamentals-college.com/
オンラインサロン:https://lounge.dmm.com/detail/1215/
※この記事は、FX攻略.com2021年5月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
超金融緩和政策から平常運転へ移行
2021年に入ってからマーケットでよく耳にする言葉の一つに「テーパリング」があります。テーパリングとは、「量的緩和策(以下、QE)の縮小」を意味しています。
今回のコラムでは、為替に従事している私たちが、将来のどこかの時点で直面するであろうテーパリングについて、書いてみたいと思います。
米国では、2008年11月から2013年12月までに、3回にわたりQEが実施されました。そして2014年1月よりテーパリングが始まったのです。
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