【CFD特集⑧】CFD人気銘柄第5位 VIX指数｜市場参加者の心理を反映した別名「恐怖指数」［奥村尚］

解説してくれるスペシャリスト、奥村尚さんプロフィール

スタンフォード大学教授ウィリアム・シャープ博士（1990年ノーベル経済学賞受賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信（世界初）。さらにイスラエルのモサド科学顧問とベンチャー企業を設立、AI技術を商用化し大手空港に導入するなど、金融とITの交点で実績多数。現在は金融リテラシー塾を主催している。

ブログ：https://okumura-toushi.com/

他の相場との相関関係に着目

　VIX指数について、マーケットの魔術師こと奥村尚さんに伺いました。

「取引をする上で、まずはその銘柄がどういうものかをしっかりと理解しておく必要があります。VIX指数はボラティリティインデックスの略称で、恐怖指数として知られています。VIX指数と株式相場の関係は、VIX指数が低水準のとき株価はゆるやかな上昇、VIX指数が大きく上昇してきたとき株価は大きな下落になります。VIX指数が大きくなると暴落するので、恐怖指数と呼ばれるようになったのです」

　また、取引のポイントも教えてもらいました。

「VIX指数はオプション参加者だけで決まる、今後30日間のボラリティです。売買のタイミングをピンポイントで見極めるのは容易ではありませんので、株や為替、資源相場との相関性を理解しておくことが重要だと考えます」