【開発録】半年で集客施策を8つ実施し、検証依頼はゼロだった — 施策別の結果と、現時点の判断
FX
【要点】
・LP開設から半年以上、ロジック検証の依頼は0件。原因は内容の良し悪し以前に、アクセス母数が小さいことだと見ている
・実施した施策は8つ。効果が測れているものは少なく、多くは「計測の手段が足りない」段階にある
・カードのクリックは2件。経路はnoteとGoogle検索の1件ずつで、どちらも小さいが、手前の段階が動き始めた兆候ではある
■ 結論から
半年間、LPの改修と発信を続けたが、ロジック検証の依頼は現時点でゼロである。この数字は、施策の優劣を示すものではない。アクセス数が小さいため、どの施策が効いたのかを切り分けるだけのデータがそろっていない、というのが実態に近い。
したがって本稿は、成果の報告ではなく、施策ごとに「何を行い、何が見え、現時点でどう判断しているか」を整理する棚卸しとして書く。
■ 施策と現時点の評価
表のとおり、評価は「継続」「保留」「検討中」に分かれる。以下、補足が必要なものだけ触れる。
LPのiframe排除は、アクセス増加との関連を最も強く感じている施策だ。ただし、改修前後を対照できる形で比較したわけではないため、因果は推測にとどまる。
キーワードの選定も、試行錯誤の連続だった。「痛み」を訴求する言い回しは、キーワードプランナーでデータなしと出るものが多く、広告側でも「検索ボリュームが少ない」として無効になった語がある。一方、「fx ea 勝てない」は月間100〜1000とまとまった数字が出た。さらに、操作・ハウツー系の語(「MT4 バックテスト やり方」など)で、初めて実測のボリュームが取れた。悩みの言葉より、手を動かす場面の言葉のほうが、検索されやすい傾向がある。
Google広告は、PCのみの配信にしている。ロジック検証の申込みが、バックテストレポート(.htm)をファイルとしてアップロードする方式のため、スマートフォンやタブレットの流入は申込みに結びつきにくい、と判断したからだ。開始直後の数字は、表示がおよそ300回、クリックが7件、費用は200円足らずだった。1日の予算が300円なので、動いても数字は小さい。入札戦略も学習中であり、評価は保留している。
■ 計測の限界
最も大きな制約は、順位計測にある。現在のGRCで取得できるのはYahooの順位のみで、Googleの順位は取れない。実際、手動でGoogle検索を試したところ、Yahooで圏外のワードでも、1〜2ページ目にラボのLPが出ることを確認した。Yahooの表だけを見ていると、実態より低く見積もってしまうおそれがある。
Googleのサーチコンソールで確認した少し前の数字では、過去3か月のクリックは20件足らず、表示は100回ちょっと、平均掲載順位は8位前後だった。順位は悪くないが、表示回数が少なく、クリックに至る母数が足りていない。
加えて、順位が動いた原因の特定も難しい。用語集とEA判定例のページを追加した時期に、特定ワードの順位が大きく上下したが、因果関係は判断できていない。指標が少ない段階では、原因を決めつけないほうが安全だと考えている。
■ カードクリックの2件をどう読むか
アクセス解析のトラッカーでは、ボットの混入への対処も必要だった。10月8日のログに、短時間に複数ページを巡回するセッションが混じっていたため、翌9日に判定条件を追加している。ログの品質を保たないと、少ないデータの中で、1件の意味を誤読しかねない。
そのうえで、カードのクリックを2件検知した。1件目は10月12日、noteからの流入で、ページを7割ほど読み進めて検証ページへ遷移している。2件目は10月22日、Google検索からの流入で、ページを最後まで読み、2分以上滞在していた。
経路が異なる点は注目に値するが、2件では傾向とは呼べない。当面は「観測」として記録し、同様の動きが再現するかを見る。また、検証ページへ遷移した後、レポート提出(申込み)まで届いていない点が、次の論点になる。
■ 依頼ゼロの原因をどう仮定しているか
現時点の仮説は、次の1点に集約される。アクセス数が少なく、認知の経路そのものが乏しい。X、noteからの流入は一定程度あるものの、依頼までは結びついていない。
もちろん、LPの導線や申込みの方式に改善余地がある可能性は残る。ただ、来訪が少ない段階で導線の良否を判断すると、少数のデータから誤った結論を引き出しかねない。まずは母数を増やし、段階別(来訪、読み進め、クリック、遷移、申込み)に見る。この順序で進める。
■ 次の半年の方針
・Googleの順位を取得できるツールへ移行、または併用する(無料の試用期間があるものは、試してから判断する)
・ログを段階別に見て、人が減る箇所を特定する
・note、投資ナビでの発信は継続し、流入経路を観測する
方針は一度揺れた。LP改修を終えた時点では、個人でSEOに注力するのは難しいと判断し、代替として検索広告を始めた。しかし、広告に注力する方向にも疑問が出てきたこと、また、本格的にSEOに取り組まなければ流入は増えないと考えるようになったことから、SEOにも改めて向き合う必要があると見ている。方針が変わったこと自体も、判断の履歴として記録に残しておく。次の半年で、この見立てが妥当だったかどうかを検証する。
我々Semura Lab.は、結果が出ない期間にも、やったことと見えたことを残しながら、観測を続けていく。
集客や検証の進め方で気になる点があれば、よろず相談所でお気軽にどうぞ。