鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2026年10月19日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、アストロロジー相場分析のパイオニア、金融サイクル分析の第一人者である、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比35.20㌦安の4,181.10㌦で引けた。基本的にインフレの粘着性を警戒しつつも、FRBの10月利上げ確率は高いとの見方が金相場の上昇を阻害している。先週発表された米国の9月の消費者物価は前年比3.7%まで上昇。エネルギー価格上昇の影響がサービス分野にも及んでいる。金はインフレ対策として買われることもあるが、現在はインフレ上昇そのものより、FRBが政策金利を引き上げ、実質金利が上昇するリスクの方が強く意識されている。
ただ10月16日、ウォーシュFRB議長の発言を受け、10月28日のFOMCでの利上げ確率が週前半の約55%から15〜17%程度へ低下。それにより金相場は週半ばに一時4,100㌦割れとなったものの、週の後半にかけては100㌦以上戻す場面もあった。
その一方で、中東情勢の緊迫化が原油高による金利上昇圧力を排除することはできない。WTI原油は100㌦を一時突破した。原油の高止まりはインフレの粘着性を促し、金利低下を阻害する。中東情勢に劇的な変化がない限り、原油と金利はあまり下がらないだろう。トランプ大統領は中間選挙前には金利を下げさせたい意向だが、イラン側としては共和党を敗北させるべく、中間選挙までは妥協する気はないだろう。イラン側としては逆に10月のFOMCで利上げを催促せるように、原油価格をもう一段上昇させたいところでもある。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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