冬時間は2段階で来る:欧州10月25日・米国11月1日、EAの時間設定で確かめること
毎年この時期、時間で区切っているEAや、「21時30分の指標の前は手を止める」といった自分の決め事が、1週間だけずれます。欧州と米国で、冬時間に変わる日が1週間ちがうからです。
2026年は、欧州が10月25日(日)、米国が11月1日(日)に冬時間へ変わります。あいだの10月26日(月)〜30日(金)は、欧州だけが冬時間です。この週には、FOMC(10月27〜28日)と日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)も入っています。何がどうずれるのかを早見表にして、手元のGOLDの1分足でも確かめました。
先に結論
- 日本時間で見ると、米国の指標の多く(NYの朝8時30分)は10月30日(金)まで21時30分のままです。22時30分に変わるのは11月2日(月)の週から。欧州の朝(ロンドン8時)は、ひと足早く10月26日の週から17時になります。
- GOLDの1分足(2014〜2025年の秋の12回)でも同じでした。21時30分の1分の値動きは、ずれの1週間も前後60分の平均の2.9倍。米国が冬時間になったあとの2週間は1.0倍に下がり、代わりに22時30分が3.4倍になります。
- サーバー時刻が米国に合わせて切り替わる業者(NY+7)では逆に、米国の時間帯はサーバー時刻で動かず、欧州の時間帯だけがこの1週間、1時間遅れます。「サーバー時刻で何時から何時まで」と決めたEAは、この週だけ狙った時間帯とずれることがあります。
3つの期間の早見表(日本時間)
ずれる理由は、切り替えの規則が国でちがうことです。欧州は10月の最終日曜、米国は11月の第1日曜に冬時間へ戻ります。10月の最終日曜と11月の第1日曜は必ず7日ちがうので、秋のずれは毎年ちょうど1週間です(2027年は10月31日と11月7日)。日本には夏時間がないので、日本時間で見ると「欧州の時間帯」「米国の時間帯」の順に、1時間ずつ遅くなります。
GOLDの1分足で確かめた
手元のXAUUSD(MetaQuotes-Demo の1分足)で、2014〜2025年の秋の12回について、1分ごとの値動きの大きさ(終値の差の絶対値)を日本時間の分ごとに平均しました。21時30分ちょうどの1分と22時30分ちょうどの1分が、前後60分の平均の何倍動いたかを、3つの期間で比べたものです。
ずれの1週間の山は、夏と同じ21時30分にありました。米国の指標は米国の時計で出るので、欧州が先に切り替わっても動かない、ということが数字でも見えます。米国が切り替わると山は22時30分に移り、21時30分は前後と変わらない1分になります。
一方、欧州の朝(ロンドン8時)の山は、この測り方でははっきりしませんでした。GOLDはドルの指標の時刻がいちばん大きく動くので、欧州の朝の差が埋もれやすいのだと思います。
この1週間に入っている予定
- FOMCは10月27〜28日。結果は米東部時間28日14時で、米国はまだ夏時間なので、日本時間では29日(木)3時です。次の12月8〜9日は米国が冬時間に入っているので、日本時間10日(木)4時になります。
- 日銀の金融政策決定会合は10月29〜30日(展望レポートつき)。発表の時刻は決まっていません。
自分の決め事を「日本時間の何時」で持っているなら、この週の分だけ、上の早見表で書き直しておくと迷いません。
このあとに、サーバー時刻で見た早見表と、自分のEAの時間設定を確かめる6つの手順、チェックリストを載せています(閲覧申し込みで読めます)。