PF3.8の手法は、5回しか取引していなかった
成績表でいちばん大きい数字は、いちばん信じてはいけない数字でした。
私の検証の記録に、「儲けの合計÷損の合計」が3.80という手法があります。1を超えれば儲け、下回れば損です。3.80なら、かなり強そうに見えます。
ところが、その取引回数は5回でした。
5回の「3.80」と、158回の「1.75」
これは、H4足の小型フラッグという手法です。USDJPY・EURUSD・GOLDを3年間試して、取引は5回だけでした。私の合格条件は150回以上です。足りません。
ほかにも似た例がありました。ハーモニックという形の手法は2.74でしたが、取引は3回です。野球でいえば、1打席でヒットを打って「打率10割」と言うようなものです。
この図で見てほしいのは、金色の3本です。どれも合格に必要な回数に届かず、数字の意味が薄いものです。灰色の1本は、回数が足りた例です。
回数が足りていても、まだ安心できない
日足モメンタムは、158回の取引で1.75でした。数字は立派ですし、回数も150回を超えています。
でも、中身を割ると違いました。利益の73.4%がUSDJPYに集まっていたのです。そのUSDJPYの大きな5取引を外すと、1.75は0.99になりました。1を下回ります。
数字の大きさだけでは、本当の強さは分かりません。
成績表を見るときの順番
ここからは私の考えです。成績表の見方は、順番を決めておくと迷いません。
まず取引回数を見ます。次に、期間と通貨に利益が偏っていないかを見ます。大きな数字を見るのは、その後です。
勝率や儲けの大きさだけを前面に出した宣伝は、私はもうやめてほしいと思っています。回数と期間が書かれていない数字は、材料にならないからです。
この記事で分からないこと・注意点
・検証の版によって、合格に必要な取引回数は違います(v1は150回以上、v8は300回以上)。
・v1は手数料のデータがなく、手数料を0として計算した暫定の結果です。
・期間は、v1が2022〜2024年、ハーモニックのv8が2010〜2017年です。同じ条件での比べ合いではなく、見え方の例として並べています。
・これらは私が検証用に作ったルールで、特定の人の手法そのものではありません。
出典
・私の検証記録(v1〜v10の試行台帳と手法カタログ)
10の傾向と対策を含む、検証の全体は電子書籍『FX手法 約2,100通りの検証記録』にまとめています。
https://www.gogojungle.co.jp/tools/ebooks/87920
この記事は検証の記録・情報提供であり、特定の売買をすすめたり利益を約束したりするものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。