TradingViewの人気の公開手法60本を、国内の費用込みで試したら合格は0本だった
TradingViewの人気の公開手法を60本試して、合格は0本でした。
TradingViewは、チャートを見ながら、ほかの人が作った売買の手法を無料で試せるサービスです。人気の手法には「いいね」がたくさん付いています。私は、その人気が、費用を払った後の利益まで約束してくれるのかを確かめました。
先に決めてから、試しました
成績を見てから良いものを選ぶと、たまたま当たったものを拾ってしまいます。だから私は、候補と条件を先に決めました。
この図で見てほしいのは、真ん中の「35本」です。外したのは、再現に必要な資料がない、などの理由です。試して負けたから外したのではありません。
残った60本には、国内のFX会社の費用を入れました。買値と売値の差、注文したときの不利なずれ、ポジションを持ち越したときの受け払いです。
人気は、ラーメン屋の行列に似ています。行列の長さは、味の証明書ではありません。
真ん中の成績は、ほぼ「とんとん」
成績は「儲けの合計÷損の合計」で比べました。1を超えると儲け、下回ると損です。
この図で見てほしいのは、費用を入れる前と後の差です。費用ゼロでも真ん中は1.034で、ほぼとんとん。国内の費用を入れると0.903まで下がりました。
一番良かった手法でも、費用込みで1.167です。合格には1.3以上が必要で、取引回数や平均の損益などの条件もありました。
いいねの数では、取引の費用は払えません。
人気は、入口にはなる
ここからは私の考えです。
人気の手法を調べること自体は、むだではありません。どんな考え方が好まれているかが分かるし、自分で試す入口になります。
ただ、人気を「費用後も勝てる証拠」にすり替えてほしくないと思っています。それでも、人気を理由に合格の条件は動かしません。
手法を選ぶときは、成績表の横に、費用の条件と取引回数が書いてあるかを、まず見てください。
この記事で分からないこと・注意点
・候補は、TradingViewの Editors' Picks と forex・FX タグの公開手法一覧から集めました。全世界の人気順でも、作者の実力の評価でもありません。
・作者の資金の管理方法を丸ごと再現したものではなく、費用は固定の想定です。
・期間は2010〜2021年の価格で、後から公開された手法を昔の価格で試した結果です。最後の確認用の期間には進んでいません。
出典
・私の検証記録(公開手法の研究 v19:候補と解釈を固定した記録、成績表。候補の取得・固定は2026年10月)
60本すべての結果と、上位の手法の年ごと・通貨ごとの弱点は、電子書籍『TradingView人気戦略60本 全検証レポート』にまとめています。
https://www.gogojungle.co.jp/tools/ebooks/87979
この記事は検証の記録・情報提供であり、特定の売買をすすめたり利益を約束したりするものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。