VPSの再起動のあと、EAが本当に動いているかを確かめる3つの点検
FX
MT4/MT5のインジケーターや便利ツールを作っているYohakuです。作るものは、ゴゴジャンのレビューや質問、Xの声に出てくる不満から決めています。
EAを動かしっぱなしにする人が自宅のPCからVPSへ移る理由として、PCのフリーズ、回線が切れること、家族がうっかり電源を切ることがよく挙がります。ただ、VPSでも短い停止や再起動は避けられません。Xでも、VPSかどうかより、再起動のあとに元の状態へ戻っているかを確かめられるかが大事、という声を見かけます。今回は、その確かめ方をまとめます。
先に結論
- VPSの稼働監視や「再起動しました」の知らせでわかるのは、多くはサーバーが動いているかまでです。MTの中でEAが動いているかは、別に確かめます。
- 再起動のあとに見るのは3つです。チャートとEA・インジ、自動売買とDLLの許可、ポジションと待機注文。
- 比べる相手がないと点検できないので、再起動の前の状態を残しておきます。
VPSの稼働監視でわかること・わからないこと
VPSの業者には、サーバーが止まった・再起動したことを知らせる仕組みや、稼働を見張るサービスがあります。知らせの中身は業者ごとに違うので、お使いの業者の案内で確かめてください。
- わかること:サーバーが動いているか、応答するか、再起動があったか
- わかりにくいこと:MTが起動したか、口座につながったか、EAがチャートに付いたままか、自動売買がオンか、ポジションと注文が前と同じか
後のほうはMTの中の状態なので、サーバーの外からは見えません。再起動のあとにMTを自動で立ち上げる設定をしていても、立ち上がったあとの中身が元どおりかまでは確かめません。Windowsは、サインインの画面で止まっているとMTを自動で起動しない点にも気をつけます。
点検1:チャートとEA・インジが前と同じか
- 開いているチャートの枚数・銘柄・時間足が前と同じかを見ます。
- EAを付けていたチャートに、EAの名前が出ているかを見ます(多くの場合はチャートの右上です。表示のしかたは版で違うことがあります)。無ければ外れています。
- インジは、チャートを右クリックしたメニューにある、表示中のインジケーターの一覧で見られます。
- ツールボックス(MT4ではターミナル)の「エキスパート」タブに、EAが外れた理由が出ていないかも見ます。
気をつけたいのが、MT5がインターネットにつながる前に起動したときです。Mac版MT5(build 6246)でネットにつながらない状態から起動してみたところ、ログインを待たずに、EAを読み込んだ約6秒後にEAの初期化が始まりました。初期化のときに認証を問い合わせるEA(ゴゴジャンのWeb認証つきなど)は、ここで失敗すると外れて、付け直すまで戻りません。同じ試しで、MT4はログインするまで初期化を待ちました。
点検2:自動売買とDLLの許可
- MT5はツールバーの「アルゴリズム取引」、MT4は「自動売買」がオンかを見ます。オフだと、EAはチャートに付いていても注文を出せません。
- 「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザ」タブの「DLLの使用を許可する」も見ます。Web認証つきのツールは、ここが外れていると動きません。
- EAごとの設定画面にも、自動売買やDLLを許可する欄があります(場所と項目名は版で少し違います)。
点検3:ポジションと待機注文が前と同じか
- ツールボックス(MT4ではターミナル)の「取引」タブで、ポジションと待機注文を前の記録とチケット番号で突き合わせます。
- 止まっている間に損切り・利確に掛かったもの、ほかのEAや手動・スマホで取引したものも、ここで差になって出ます。
- 気配値の値段が動いていないときは、サーバーにつながっていない可能性があります。つながってから見直します。