【戻りを待つ間に条件を足さない理由】候補を延命させない書き方
戻りを待つあいだに落ち着かなくなって、別のチャートやニュースを次々に開いていませんか?待っていた場所に値段が来た時、最初の計画どおりに判断するにはどうしたらいいでしょうか?
待つ時間が長いほど、判断の材料は少しずつ増えていきます。
そして値段が来た時には、最初に何を待っていたのか、自分でも説明できなくなっているんですよね(;'∀')
こんばんは!
まさしです^^
今回は、戻りを待つ前に観察の範囲を三行で書いておき、待っているあいだはその三行に何も足さない、という話です。
足したくなった条件は捨てずに、三行の外へ置いておきます。
待っている間に足した条件は、ほとんどが入る理由になる。だから三行には混ぜず、線の下へ置く。
? 待ち時間が、いちばん条件を増やす
注文を出す前の待ち時間は、思っているより長いです。
戻りを待つと決めてから実際に値段が来るまで、一時間以上かかる日も珍しくありません。
そのあいだ、チャートの前でじっと待つのは落ち着かないんですよね。
だから、何かを調べ始めます。
・ドルの値動きを別の画面で開く
・経済ニュースの見出しを読む
・SNSで誰かが引いた線を見る
・普段は使わない表示を足してみる
一つひとつは、悪いことではありません。
ただ、開いた画面の数だけ、判断の材料が増えていきます。
では、増えた材料は、値段が来た時に何に使われるのでしょうか?
僕の場合、それがはっきり見えたのは、ある夜の失敗からでした。
? 待ち時間は調べる時間ではなく、決めた場所を見張る時間です。
? タブを七枚開いて、結局入れなかった夜
正直に書きます。
僕も昔は、待ち時間にいちばん忙しくしている人でした…w
決めておいた壁の手前まで戻ってきたら、決めておいた反応が出るかだけを見る。
その夜の計画は、それだけでした。
ところが待っているあいだにニュースを読み、ドルを見て、ほかの人の線まで見てしまいました。
値段が壁の手前に来た時、頭の中の条件は五つに増えていたんです。
五つ全部が揃う場面なんて、まず来ません。
結局その夜は入れず、値段は最初の計画で想定していた方向へ動いていきました。
逆の夜もありました。
待っていた反応は出なかったのに、待つあいだに見つけた別の理由で入ってしまった夜です。
入れなかった夜と、入ってしまった夜。
結果は違っても、起きていたことは同じでした。
どちらの夜も、最初の計画では判断していなかったんです。
? 観察の範囲は、三行で書ける
そこで、待ち始める前に、観察の範囲を三行だけ書くようにしました。
・待つ場所(どの壁の手前か)
・そこで見たい反応(自分のルールの形)
・待つのをやめる時(時刻か、値段か)
いちばん抜けやすいのは、三行目です。
終わりの決まっていない待ちは、条件を足し続ける時間になってしまいます。
実際に書くと、こんな三行になります。
【待つ場所:注文前に決めた一か所だけ】
【見たい反応:自分のルールに書いた形が出るか】
【やめる時:寝る前の時刻か、待つ場所を抜けたら】
三行で足りるのか?と思うかもしれません。
いや、足りるというより、実は三行に収まらない計画は、待つ前からもう迷っている計画なんです。
書けなかった日は、その候補を待たない日にしてしまって大丈夫です^^
? 足した条件は、なぜ入る理由ばかりになるのか?
理由は、待っている人が、すでにその取引をしたい人だからです。
だから目に入る情報も、入る方向に読めるものばかり拾ってしまいます。
たとえば、ドルが少し弱いという見出しを見つけたとします。
買いを待っている時なら「ほら、やっぱり上だ」と読みます。
待っていなければ、同じ見出しを素通りしていたかもしれません。
「いやいや、材料が多いほうが確実なんじゃないの?」
そう思う人もいるかもしれません。
それは、材料が同じ基準で集められている時だけの話なんです。
材料が多いほど確実になるなら、長く待った日ほどうまくいくはずです。
でも僕の記録を見返すと、長く待った日ほど、最初の計画とは別の理由で入っていました。
待ち時間に集めた材料は、確認ではなく、入りたい気持ちの後押しになりやすい。
⚠ やめる理由なら、途中で足していい
ここまで足さないと書いてきましたが、一つだけ例外があります。
やめる方向の情報です。
・発表の時刻が近づいてきた
・待つあいだに値段が壁を抜けた
・値動きが荒れて損切りを置けない
こういう情報は、待っている途中で知っても、そのまま使います。
候補を終わらせる方向にしか働かないからです。
入る理由を足すと、終わるはずの候補が生き延びます。
やめる理由を足すと、候補はそこで終わります。
? 止めたいのは、候補を延命させる足し算だけ。やめる方向の足し算は、いつでも使ってかまいません。
✅ 思いついた理由の使い方は、捨てずに置き場所を変えること
待っているあいだに何かを思いつくこと自体は、止められません。
僕も今でも、待ち時間にいろいろ思いつきます(;'∀')
変えたのは、思いついたものの置き場所だけです。
三行の下に横線を一本引いて、思いついた理由はその下に書いておきます。
たとえば【ドルが弱いという見出しを見た】のような一行です。
線の下に書いたものは、その回の判断には混ぜません。
取引が終わったあとで読み返して、次の三行に入れる価値があるかを考えます。
捨てずに置いておけると、不思議と「今使わなきゃ」という焦りが減るんです。
✅ 書くのは待つ前。線の下を読むのは取引のあと。順番が逆になると、待ち時間の思いつきが判断に入り込みます。
? 待ちを延ばしたくなった時の見るポイント
待っていた場所に値段が来ても、思っていた反応が出ないことはよくあります。
そんな時、もう少しだけ待とうかな、と延ばしたくなるんですよね。
でも延ばした先で判断に使えるのは、たいてい線の下に置いた理由です。
最初に書いた三行は、その時点でもう役目を終えているからです。
やめる時に書いた時刻や値段が来たら、その候補は終わり。延長戦は、後から足した理由でしか戦えません。
? 見送った回も、三行と一緒に残します。待った時間がそのまま記録になります。
? GOLD特効薬で整理できること、残ること
三行のうち、待つ場所と見たい反応は、自分の中に判断の順番がないと書けません。
GOLD特効薬は、GOLDで判断する時の土台になる考え方を整理した教材です。
三行の中身を自分の言葉で書けるようにするための、下地として使えます。
ただ、どこで待てばいいかを毎回教えてくれるわけではありません。
三行を書くのも、線の下へ逃がすのも自分です。
道具や教材が判断を代わりにやるわけではないんですよね。
待つあいだに材料を集めてしまう人には、三行の中身を作る土台になると思います。
反対に、入る場所を誰かに決めてほしい人には向きません。
? 読んだだけで待ち時間の迷いが消えるわけではありません。三行を書いて試す手間は残ります。
? よく聞かれること
待っている間に、別の場所でもっと良さそうな形が出たらどうするのか?と聞かれることがあります。
僕の場合は、別の候補として、新しく三行を書きます。
今の待ちには混ぜません。
二つの候補を一つの三行で見ようとすると、どちらの条件で判断したのか分からなくなるからです。
三行目の時刻はどう決めればいいですか?と聞かれることもあります。
これは、生活の時間で決めてしまっていいと思います。
寝る前、仕事に戻る前、家族と食事をする前。
そこまでに来なければ、今日はもう待たない。
その割り切りがあるだけで、待ち時間の長さに振り回されにくくなります。
? 終わりの時刻は、相場ではなく自分の生活から決めてもかまいません。
? まとめ:待ち時間に増えたものは、線の下へ
戻りを待つ時間は、判断の材料がいちばん増える時間です。
そして増えた材料は、ほとんどが入りたい気持ちの後押しになります。
だから待ち始める前に、待つ場所、見たい反応、やめる時の三行を書きます。
待つあいだに思いついた入る理由は、横線の下へ置いておきます。
やめる方向の情報だけは、途中で知ってもそのまま使ってかまいません。
値段が来たら線より上だけを読み、三行目が来たら候補を終わらせます。
三行の中身を一人で組み立てていくか、GOLD特効薬の順番を土台にして組み立てるかは、どちらを選んでも大丈夫です。
どちらにしても、次の一回は紙に三行と横線を書いてから待ってみてください。
線の下に何が並ぶかを見るだけでも、自分が待ち時間に何を探していたのかが見えてきます!
いつも読んでいただきありがとうございます^^