【開発裏話】なぜ私のインジケーターは設定項目が多いのか?~「使う人が選べる」を大切にする理由~
こんにちは、マイスタです。
Trade ToolboxシリーズのEAやカスタムインジケーターを見ていると、
「設定項目、結構多いな……」
と思われる方もいるかもしれません。
実際、機能によっては表示・非表示だけでなく、色や線の種類、太さ、文字サイズなどまで設定できるようにしています。
これは「設定項目を増やせば高機能に見えるから」という理由ではありません。
私には、インジケーターを作るときに意識していることがあります。
1.使う人によって「必要なもの」は違う
インジケーターに複数の機能を入れると、どうしてもこういう問題が出てきます。
- この機能は便利だけど、自分は使わない
- この線は必要だけど、別の線はいらない
- 表示されていると便利な人もいれば、チャートがゴチャつくと感じる人もいる
これは、どちらが正しいという話ではありません。
使う人によって違うからです。
例えば、前日の高値・安値・始値・終値。
私は表示すると便利だと思っていても、
「自分は高値と安値だけでいい」
という人もいるでしょう。
だったら、最初から選べるようにしておけばいい。
これが、私がインジケーターにON/OFF設定や色の設定(不要の場合に透明にできる)を多く用意する理由の一つです。
2.「機能を付ける」だけではなく「消せる」ことも大事
インジケーターを作っていると、ついつい
「こんな機能もあったら便利かも」
と機能を追加していきたくなります。
でも、機能を追加するだけでは、チャート上に表示される情報も増えていきます。
そこで私は、
「付けるなら、必要ない人は消せるようにする」
という考え方をするようにしています。
もちろん、すべての機能を必ずON/OFFできるわけではありません。
それでも、複数の機能を内包する場合には、できるだけ利用者が選択できるようにしています。
3.色に「正解」はないと思っています
もう一つ、私が細かく設定できるようにしているのが色です。
例えば、
「高値ラインは赤」
「安値ラインは青」
と決めてしまうこともできます。
でも、それが全員にとって見やすいとは限りません。
チャートの背景色によっても違いますし、普段使っている他のラインやインジケーターとの組み合わせによっても変わります。
そして、色の見え方にも個人差があります。
だから私は、
「この色が正解です」
と決めてしまうより、
「自分が見やすい色を選んでください」
という作り方を好んでいます。
4.一例として「Trade_Toolbox_RVDLine」
ここで一つ、実際のインジケーターを例にしてみます。
今回紹介するのは、Trade_Toolbox_RVDLineです。
このインジケーターの設定画面を見ると、かなり細かく設定できることが分かります。
例えば、
- ラウンドナンバーの表示・非表示
- ラウンドナンバーの値幅
- ラインの色・種類・太さ
- ラウンドナンバー文字の色・サイズ・位置
- 前日の4本値の一括表示・非表示
- 高値・安値・始値・終値それぞれの色
- 4本値ラインの種類・太さ
- 年・月・日の区切り線の表示・非表示
- 区切り線の色・種類・太さ
- 区切りラベルの色・サイズ
- レート表示や測長表示の設定
などがあります。
一見すると、
「設定項目、多すぎない?」
と思うかもしれません(笑)。
でも、私がやりたいのは、
「全部使ってください」
ということではありません。
必要な人は使う。
必要ない人はOFFにする。
そして、自分のチャートに合わせて色や表示位置を調整する。
そのための設定項目です。
5.カスタマイズ性=「機能を盛ること」ではない
ここは、私がEAやカスタムインジケーターを作るときに意識している部分です。
カスタマイズ性というと、
「設定項目が100個あります!」
「機能が山ほどあります!」
という方向に考えがちです。
でも、私は少し違うと思っています。
必要な機能を持たせながら、必要のないものは使わない選択ができること。
これも、カスタマイズ性の一つだと思っています。
人によってトレード環境も違えば、チャートの見方も違います。
だからこそ、開発者側が「これが正解」と決めすぎないようにしています。
6.実際に触って、自分に必要か確認してほしい
ここまで書いておいて何ですが、
文章だけで「カスタマイズできます」と説明しても、実際の使い勝手は分かりません。
だから、Trade Toolboxシリーズでは、無料で公開しているものや、お試しできるものも用意しています。
もし気になるものがあれば、まず実際にチャートへ入れてみてください。
「この機能は自分には必要」
「これはいらないな」
と感じる部分も含めて、実際に触って判断してもらえればと思います。
まとめ
私が作るEAやカスタムインジケーターでは、
「できるだけ多くの人に、同じ設定で使ってもらう」
ことよりも、
「それぞれの使い方に合わせて、自分で選べる」
ことを大切にしています。
使う人と使わない人がいるなら、選べるようにする。
見やすい色が人によって違うなら、色も選べるようにする。
必要のない表示があるなら、OFFにできるようにする。
これが、私がTrade Toolboxシリーズを作るときに意識している、ちょっとしたこだわりです。
そして、こうした部分は説明文だけでは分かりにくいので、無料版やお試しできるEA・カスタムインジケーターがあれば、まず実際に触ってみてください。
「これは自分に合うな」と思えるものがあれば、そのときに選んでもらえれば十分だと思っています。
実際に試してみたい方へ
ここまで読んで、
「実際にはどんな設定になっているんだろう?」
「自分のトレード環境でも使えるかな?」
と思われた方は、ぜひ実際にチャートへ入れて試してみてください。
Trade Toolboxシリーズには、無料で公開しているものや、お試しできるEA・カスタムインジケーターもあります。
設定項目を眺めるだけでは分からない部分も、実際に触ってみると意外と分かりやすいと思います。
「これは使える」「これは自分には必要ない」
そんなところも含めて、自分のトレード環境に合うかどうかを確認してもらえればと思います。