鏑木 高明 『週刊 金相場展望』 2026年10月5日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、アストロロジー相場分析のパイオニア、金融サイクル分析の第一人者である、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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10月2日発表の9月雇用統計は、当月の弱さに過去分の下方修正が重なり、市場予想を大幅に下回った。
非農業部門雇用者数は+2.9万人で市場予想+9.0万人を下回り、失業率は4.2%で前月4.1%からやや上昇、また7、8月の雇用者数は合計6万人下方修正された。雇用・賃金とも減速を示す内容となったが、この数字でも米金利の低下は続かなかった。時間足を見ると、 発表直後は金利低下とドル安だったが、その後は債券が売られ、ロイターの終盤報道では米10年金利5.281%、2年金利4.827%と、ともに前日より上昇した。
株式市場は「追加利上げ懸念の後退」を歓迎する一方、債券市場はなおインフレへの警戒を解いていないようだ。雇用が弱まっても金利が下がらない状態が続けば、企業収益と資金調達の両面で負担になろう。当面、10年債金利の週足はトライアングル上放れから、下げる兆候は見当たらず、FRBの利上げ観測を否定できるものではない。ロイターニュースでは市場は現在「10月は見送り、12月に利上げ」というシナリオをかなり強く織り込んでいる。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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