完成しました。誰も待ってないけど。|MT5サインインジ HypoEdge Scalp
MT5用のサインインジケーター「HypoEdge Scalp(ハイポエッジ・スキャルプ)」が完成し、GogoJungleで販売を始めました。
そしていま、このインジを使ったトレードをYouTubeで配信しています。
たぶん、誰も待っていなかったと思います。誰かに頼まれて作ったわけでもありません。それでも、完成したことだけは書き残しておきたくなりました。
何をするインジなのか
一言でいうと、相場の溜めに1本打って、その1本がどのくらい効くかを数字で見せるインジです。
同じ水準に価格が何度も触れているのに、抜けていかない場面があります。反対側の注文が、値動きを受け止めている(吸収している)場面です。HypoEdge Scalpはそこに矢印を出します。
矢印と一緒に、パネルにこんなものが並びます。
- 似た場面の勝率:いまと似ていた過去の場面で、何勝何敗だったか。件数も必ず一緒に出します
- 損切りと利確:サインが出た時点で、SLとTPの価格が決まります
- 上位足の様子:位置・平均線・波を、選んだ上位足で表示します。クリックすると、上位足のローソクをチャートに重ねられます
- 直近の勝敗:最近のサインが勝ったか負けたか。クリックすると、過去の損切り・利確ラインがチャートに並びます
数えると、全部で50の機能が入りました。
設定は初期値のままで大丈夫です。貼ると1〜2分で、その相場に合った設定に自動で切り替わります。以降も15分ごとに測り直します。
時間足はM5をおすすめしています。ちなみに私自身はM1で使っています。M1はスプレッドの負担が大きいので、サインをそのまま追うのではなく、自分の判断と一致したときだけ入る「判断材料」として使っています。
15年で、数えきれないほど退場しました
トレードを始めて15年、数えきれないほど退場を経験した過去があります。そのたびに分かったことを、1つずつ画面に入れています。
- 急に勝てなくなったのは、腕が落ちたからではありませんでした。見ていた相場に、やり方が合わなくなっていただけでした
→ 相場が変わっても、スキャンが設定を合わせ直します - 入る根拠を毎回自分で考えていると、迷って遅れました
→ 根拠はサインが出します。決めるのは、入るかどうかだけです - 上位足を気にしすぎると、手が止まりました
→ サインは上位足と同じ方向にしか出ません(初期設定) - チャートを集中して見続けると、知らない間にトレードが雑になっていました
→ 見るのはサインとパネルだけなので、疲れにくくなります - 損切りを遠ざけてしまうのは、この先どうなるか分からないからでした
→ その場面の勝率が数字で出ているので、損切りになっても落ち着いていられます - 利確が早くなるのは、どこまで伸びるか分からないからでした
→ 利確の目安が出るので、迷う時間が減ります - いちばん安心して入れたのは、自分の判断と根拠が重なったときでした
→ サインは「入れ」という命令ではなく、もう一つの判断です
自分で作ったものは、よく見えてしまう
少し正直な話をさせてください。
行動経済学に「IKEA効果」という言葉があります。自分で組み立てた家具は、完成品を買ったときより高く評価してしまう、という現象です。Norton、Mochon、Arielyの実験(2012年)では、自分で組み立てた収納箱に、組み立て済みの同じ箱よりおよそ6割高い値段をつけた人が多かったそうです。
このインジは、何か月もかけて作りました。私の目には、どうしても良く見えています。
だからこそ、「作者がすごいと言っている」ではなく、数字と画面で判断してもらえるインジにしました。勝率には必ず件数を付けていますし、負けたトレードもチャートにそのまま残ります。
EAにしなかった理由
同じサインでも、ロットと決済のタイミングで結果は変わります。相場の動きや地合いによっても、判断は変わります。リスクの取り方や入り方を固定せず、その場で判断できる形にしたかった。それで、自動売買ではなくサインツールにしました。
いま、YouTubeで配信しています
このインジを使ったトレードを、YouTubeで配信しています。
サインが出るところも、勝つところも、負けるところも、そのまま映っています。作者の言葉よりも、動いている画面のほうが信用できるはずです。

最後に
誰も待っていなかったものを、誰かの役に立つところまで持っていく。それが、ここからの仕事だと思っています。
配信をのぞいてもらえるだけでも、とてもうれしいです。
※本記事は投資助言ではなく、将来の利益を保証するものではありません。取引の判断と責任はご自身でお願いします。