日足の上昇トレンドは、もう終わっている。 でも週足はまだ生きている。境目は152円。
FX
日足の上昇トレンドは、もう終わっている。
でも週足はまだ生きている。境目は152円。
いまの位置を整理する
ここまでの流れ
6月〜7月 160〜164円で3つの山をつくる(三尊天井の形)
↓
9/1〜2 3つ目の山(右肩)=160円をつけて急落開始
↓
9/7 155円を割る
→ ここで日足の上昇トレンドが終了
→ 三尊天井が完成
↓
9/8〜11 153円で1週間かけて底を固める
↓
9/16 FOMCで155円を上に抜け返す
↓
9/18 日銀の利上げ後、157.96円(158円手前)まで戻す
→ 同じ日のNY時間に全戻し、156.60円で週を終える
今の価格の位置関係
160.0円 3つ目の山(右肩)。急落の起点
158.0円 9/18に届いた戻りの上限
156.6円 現在地(9/18終値)
155.0円 日足の「押し安値」。9/7に割れた
153.0円 1週間かけて底を固めた場所
152.0円 週足の「押し安値」。まだ割れていない
「押し安値」でトレンドの生死を判断する ← 今回の芯
「押し安値(おしやすね)」とは
上昇トレンドのなかで、
いちばん新しく「高値を更新」する直前につけた安値
のことです。上げていくときの「踏み台」だと思ってください。
●高値を更新
/ \
/\/ ●← 押し安値
/\/ \ /\
/ ─ ─ ─ ─ ─ ─ \─ \─ ─ ─ ─ ─ ─
/ \
\← ここを割ったら
上昇トレンド終了
なぜ大事なのか
「トレンドが続いているのか、終わったのか」を
気分ではなく、1本の線で判断できるからです。
割れていなければ → 継続
割れたら → 終了
★ 迷いようがない。これが最大のメリットです。
「なんとなく弱そう」「そろそろ下がりそう」ではなく、
線を1本引いておけば、あとは見ているだけで判断できます。
時間足ごとに、別の押し安値がある
ここが初心者のつまずきやすいポイントです。
【日足の押し安値】 155円
→ 9/7に割れた。日足の上昇トレンドは終了
【週足の押し安値】 152円
→ まだ割れていない。大きな流れは上のまま
★ 「日足は崩れたが、週足はまだ上」
= 全部が下向きになったわけではない
チャートは「入れ子」になっています。
小さい時間足が崩れても、大きい時間足はまだ生きている
——という状態が普通にあります。
だから今の戦略はこうなる
日足が崩れた以上、基本は「戻り売り」。
でも、週足はまだ上向き。
→ 下を追いかけて売るのは危険
★ 戻りを待って売る
★ あるいは153円の底固めが効くなら、買い戻しを狙う
このどちらかです。
今週のシナリオ
■ 上シナリオ
先週の安値を守れれば、153円の底固めを土台にして
155円周辺まで買い戻される展開。
※ 155円はいったん割れた線なので、
今度は「上のフタ」として効くかどうかを見ます。
■ 下シナリオ
戻り売りがこのまま続けば、152円(週足の押し安値)まで
下値を広げる展開。
※ ここを割ると、週足の上昇トレンドも終わります。
そうなると「全部の時間足が下」という状態に。
■ 今週の注意点
・日本は9/21〜23が連休。参加者が減り、値が飛びやすい
・日銀のレートチェック直後で、介入警戒も継続中
→ ポジションは小さめに
覚えておきたい価格レベル
160.00円 …… 3つ目の山(右肩)。急落の起点
158.00円 …… 9/18に届いた戻りの上限
156.60円 …… 9/18の終値(現在地)
155.00円 …… 日足の押し安値。9/7に割れた
153.00円 …… 1週間かけて底を固めた場所
152.00円 …… 週足の押し安値。最後の防衛ライン
この1か月で出てきた「チャートの型」まとめ
これまでの解説で出てきた用語を、ここで整理しておきます。
【三尊天井】
山が3つ、まん中がいちばん高い形。天井のサイン。
ネックラインを割って初めて「完成」。
【ブル・トラップ】
上に抜けたと見せかけて落ちる動き。
「抜けた」より「留まれたか」を見る。
【レジサポ転換】
抜けた天井は、次は床になる(その逆も)。
【押し安値・戻り高値】
トレンドが続いているかを判断する線。
割れたら終了、というシンプルな基準。
【拡大と収縮】
相場は大きく動く時期と静かな時期をくり返す。
狙うのは「始まり」、追わないのは「終わり」。
★ どれも「どこで判断するか」を決めるための道具です。
形を覚えるより、「この形だとどこが判断ポイントか」を
セットで覚えると、実戦で使えるようになります。