第4回 成績が落ちたとき、何を見て判断するか——USDJPY Ultimateとの向き合い方(全6回)
「王道を選んだ理由」「入る条件」「負けたときの設計」「パラメータ公開」と、これまではEAの中身の話をしてきました。今回は少し視点を変えて、実際に使い始めた後の話をします。
運用していれば、当然、調子の良い時期も悪い時期もあります。成績が落ちてきたとき、「様子を見るべきか」「使うのをやめるべきか」——これは、EAを使う上で誰もが一度は向き合う判断です。今回は、その判断をどう考えているかをお話しします。
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「調子が悪い」には2種類ある
まず前提として、勝率が100%のトレードロジックは存在しません。第1回でお話ししたSRSIと4重フィルターの組み合わせも、条件を満たしたときにエントリーする仕組みであって、そのすべてが利益になるわけではありません。つまり、連続して負けるトレードが発生すること自体は、ロジックが壊れた証拠ではなく、確率的に起こりうる範囲の出来事です。
問題は、この「起こりうる範囲のブレ」と、「相場環境そのものが、このロジックと相性の悪い状態に変わってしまった」ことを、どう見分けるかです。両者を混同すると、たまたま調子が悪い時期に見切ってしまったり、逆に本質的に相性の悪い相場で無理に使い続けてしまったりします。
判断の材料にできること
実績は、公開されている情報で確認できる
USDJPY Ultimateの商品ページでは、実運用の実績を公開しています。自分の体感だけで「調子が悪い」と判断するのではなく、公開されている実績と照らし合わせることで、自分の運用状況が一般的な範囲に収まっているのか、それとも何か特殊な状態なのかを確認できます。
体感だけで判断せず、
公開されている情報と照らし合わせる
第3回でお話しした「パラメータを公開する理由」と同じで、実績を隠さず見せることは、利用者が自分の判断材料を持てるようにするためのものです。都合の良いときだけ成績を見せて、悪いときは黙る、という扱いはしたくないと考えています。
それでも「使うのをやめる」という判断は、十分に正当です
ここまで、慌てて結論を出さないための考え方をお話ししてきましたが、誤解のないようにお伝えしておきたいことがあります。上記を確認した結果、それでも「自分の資金で使い続けるべきではない」と判断するなら、それは十分に正当な判断です。第1回でお話しした通り、EAに絶対はありません。どのロジックにも、機能しなくなる局面は起こり得ます。
大事なのは、感覚だけで一喜一憂して判断するのではなく、取引回数・相場環境・公開されている実績といった材料をもとに、自分なりの基準で判断できる状態にしておくことだと考えています。
成績が落ちたときの向き合い方
取引回数を見て「たまたま」の範囲かを確認する。相場環境が既知の弱点(レンジ相場)に当てはまっていないか見る。口座単位の安全装置が働いたタイミングを、立ち止まって見直す区切りにする。そして、公開されている実績と自分の状況を照らし合わせる。この一連の考え方を、購入前のお試し版の段階から実践していただけます。
次回は、そもそも裁量トレードとEAは何が違うのか、なぜEAという選択肢があるのかについてお話しします。
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【ドル円専用】王道のトレンドフォロー型EA「USDJPY Ultimate」※本記事は特定の金融商品への投資や売買を推奨するものではなく、EAの設計思想を解説することを目的としています。EAの運用には損失が発生する可能性があります。過去のバックテスト・フォワードテスト等の検証結果は、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の運用にあたっては、リスクを十分に理解したうえで、ご自身の判断と責任においてご利用ください。