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EA名人
2019/05/15 15:00
公開: 2019/05/15 15:00
更新: 2021/04/08 15:35
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連載
FX自動売買(EA)の賢い選択
FX自動売買(EA)を購入される時に注意すべき下記項目について、説明していきます。 ① 必ずチェックしておくポイント ② 10年間のバックテストと2年間の疑似フォワードテスト ③ 危険なEA ④ 資金管理方法

統計手法(相関分析)を使い、400個以上のテクニカル指標やロジックの中から最適な組み合わせを見つけて作成したEA

1.概要

 EAを開発する場合、複数のテクニカル指標やロジックを組み合わせますが、

どの組み合わせが一番有効かどうかなかなか分からず、EA作ってはバックテストを

し、うまくいかないと組み合わせを変えて、再作成という試行錯誤を繰り返すという手法を

従来は使っていました。

 これですと、時間がかかりなかなか良いEAができません。

 そこで、MT4で取得したデータを統計的な関数が豊富にあるEXCELに移行して統計手法

(相関分析)を使ってロジックを開発する手法を考えてましたので、ご紹介します。


2.通常のEAの作成方法

・チャートにいくつかのインジケータをいれて、チャートをみながら、

 クロス、矢印、レベル等を考慮して、ここでエントリ、ここで決済といった方法で決めます。

・従来方法の欠点

 ① たまたま、ある期間(チャートをチェックした期間)だけうまく機能していることが多い。

 ② 長期間で安定した利益が得られず、収益曲線がきれいな右上がり曲線になりません。

 ③ 完成までに時間がかかる。


3.EXCELの相関分析を用いたEAの作成方法

<手順>

 ① トレード回数の多い単純なEAを作成する

 ② バックテストにより、エントリ時間を収集(基本データ)

 ③ エントリ時間での200種類以上のテクニカルデータを収集

 ④ EXCELに移行して、利益に対する相関分析を行い、最適なフィルタを求める。

 ⑤ 最適フィルタを①のEAにかける

 ⑥ よいフィルタがなかった場合は③のテクニカルデータを変える。


4.基本データの収集(1)

基本データの収集のためのEAの作成します。


(例)

・買いのエントリ、

 長期間の移動平均線が上昇トレンドを示す時、

 RSIがある値より小さい時、

・買いのポジションの決済

 ボリバンの上のバンドに当った時


・出来る限り、トレード回数が多いほうがよい。

・両建てなし、最大ポジションは1が好ましい。


5.基本データの収集(2)

作成したEAのバックテストより、トレードのエントリ時間と損益データを求める


6.テクニカルデータの収集

基本データのエントリ時のテクニカルデータを収集する。

<テクニカルデータ例>

・上位移動平均線の過去数十時間との偏差

・ボリバンの幅、上のバンドの傾き、下のバンドの傾き、拡がり

・ストキャス、MACD (メインとシグナルの差、メインの傾き)

・最高値/最安値(幅、現在値との差)

・Zigzagによる高値切り上げ、安値切り上げ

・陽線・陰線の幅

・上髭、下髭

上記を複数の時間軸、複数の期間で200種類以上のデータを取得し、csvファイルで保存


7.EXCELへの移行



8.相関分析

EXCELのデータ分析にある相関分析で、利益に対する相関係数を求める。

相関係数の高いテクニカルデータを求める。



9.VBAによる最適値の算出

VBAで200種類以上の相関係数の高いデータを変化させて、最適値を求める。


パラメータの最適化を行うと



10.EAへ組み込み

下記のように改善されました。

利益:2,203 -->  3,886

PF:1.08 -->  1.31

回数:4,631 -->  2,173

最大ドローダウン:601 -->  377

勝率:62.9% -->  64.8%


11.改善された資産曲線

・改善前


・改善後



12. この手法で開発したEA

千紫万紅

https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/14944


山紫水明

https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/15576


花紅柳緑

https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/17258


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EA名人
EA名人
最初に 私はFX歴10年で、MT4のインディケータやEA(システムソフト)を主に作成してます。  元々はシステムエンジニアで、医療機器や産業用機器に使用するボードの製品開発を行ってました。ソフト/ハード/マーケティング/品質管理/営業等何でもやっていました。 私のFXの歴史 1.裁量トレーダー 当初はインディケータを沢山チャートに表示し、毎日パソコンの画面を1日15時間ぐらい眺めての裁量トレーダーをやっていましたが、うまく利益を上げることが出来ませんでした。また、トレーダーだけの仕事では人の役に立てないと感じ、徐々に止めていきました。 2.EAの作成 その後、EAの作成を始めました。最初の頃はなかなかPF(プロフィット・ファクタ)が1を超えるEAを作成することが出来ませんでした。 3.EXCELのVBAを使って高速最適化処理 MT4のストラテジテスタでデータを収集して、そのデータをEXCELに移行しEXCELのVBAを使って最適化処理をすることにより、最適化の速度が一気に上がりました。 現在、パラメータ120個を各20ステップで最適化するのに10分ぐらいで完了します。このEXCELのVBAを使う方法で、PFの高い、利益の大きなEAを作ることが出来るようになりました。 4.バックテストの信頼性向上 しかし、バックテストが良くても、フォワードテストの結果がよくないということがよくあります。 そこで、バックテストの信頼性向上させるため、 (1) バックテストは必ず10年間以上行い、サンプル数(母数)を出来るだけ大きくする。 (2) パラメータを変化させた時に大きく結果が波打たないフィルタを選ぶ。 (3) バックテスト10年間の内、最初の9年間でパラメータの最適化を行い、残りの1年間で疑似フォワードテストを行い、最適化の確認を行う。  5.私の目標 多くの人が経済的な不安から解放され、幸せな人生を送れるよう、安心して投資できるEAを提供するのが私の夢です。  
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