私たちが「発見の数」をあえて誇張しない理由
はじめに
前回の記事では、SQNという指標を数字の大小だけで判断しないという考え方をお伝えしました。今回は少し視点を変えて、私たちの情報開示の姿勢についてお話しします。
「見つかった数」をそのまま伝えるとは限らない
これまでの検証ジャーニーの中で、私たちは何十パターン、何百パターンという組み合わせを試してきました。そのほとんどは、頑健性検定のどこかで不合格になり、日の目を見ることはありません。
こうした過程を発信するとき、「これだけ多くの候補を試しました」という数の多さだけを強調することもできます。しかし、私たちはその見せ方を選んでいません。
数を誇張することの何が問題なのか
探索した数そのものは、検証の丁寧さの証明にはなっても、成果の大きさを保証するものではありません。むしろ、「大量に試した」という事実だけを前面に出してしまうと、あたかも「たくさん試したのだから、きっと良いものが見つかったはずだ」という印象を与えかねません。
私たちが本当にお伝えしたいのは、試した数の多さではなく、その中で実際に5つの頑健性検定を通過できたものが、いかに少なかったか、という事実です。多くの試みが不合格になったという記録こそ、私たちがこの研究所で大切にしている正直さの表れだと考えています。
情報開示で大切にしていること
良い結果が出たときだけでなく、うまくいかなかったときの経緯も、できる限り正直にお伝えする。これは、この研究所を始めた当初から変わらない姿勢です。数の多さで飾るのではなく、何を確かめて、何が崩れて、何が最後まで残ったのか。その過程そのものをお伝えすることに意味があると考えています。
ここまでで感じたこと
派手な数字を並べることは簡単ですが、それが読んでくださる方にとって本当に役立つ情報かどうかは、また別の話です。次回の記事では、検証に合格したあと、私たちが実際にどう向き合っているかについてお伝えします。
免責事項
・この記事で発信する内容は、特定の売買を勧めたり、投資の助言をしたりするものではありません。あくまで情報の共有です。
・過去のデータをもとにした検証結果は、将来も同じ結果になることを約束するものではありません。相場は常に変化します。
・実際に売買を行うかどうかの判断は、必ずご自身の責任で行ってください。
・今後ご紹介するインジケーターやツールは、相場を見るための判断材料のひとつであり、それを使えば必ず利益が出る、という意味ではありません。
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