【8月10日 ゴールド相場分析】急騰後の月曜日。4,300ドルを維持できるかに注目
こんにちは、本日から投資ナビにも投稿いたします。自身のインジケーターを活用して相場分析を投稿させていただきます。
ぜひ、よろしくお願いします。
8月10日のゴールド(XAU/USD)は、短期的には上昇トレンドを維持しているものの、金曜日の急騰後だけに高値圏での値動きには注意したい局面です。
結論からいえば、私は明日のゴールドを
「上昇優位。ただし、すぐに買いを追いかける場面ではなく、4,300ドルを維持できるかを確認したい」
と見ています。
先週のゴールドを振り返る
8月7日のXAU/USDは、おおむね
始値:4,252ドル付近
高値:4,372ドル付近
安値:4,230ドル付近
終値:4,343ドル付近
となり、大きく上昇しました。citeturn237348search10
週間でも7%を超える上昇となり、約7週間ぶりの高値圏まで上昇しています。citeturn243050view0turn237348news21
今回の上昇で重要だったのが、米雇用統計です。
7月の米非農業部門雇用者数は、市場予想の+8万人に対して**-2.3万人**。
これを受け、
ドル指数:99.50まで低下
米2年債利回り:4.245%へ低下
米10年債利回り:4.649%へ低下
9月FOMCでの利上げ期待も後退
となりました。citeturn243050view1
「米金利低下+ドル安」という、ゴールドにとって追い風となりやすい組み合わせです。
8月10日に見る価格帯
明日は以下の水準を中心に見ています。
上値
4,370ドル付近
まずは金曜日につけた高値です。
ここを明確に超えてくる場合、金曜日の上昇が一過性ではなく、買いが継続している可能性が高まります。
その上が、
4,400ドル
です。
キリの良い価格でもあり、4,370~4,400ドルは明日の重要な上値ゾーンと見ています。
下値
最初に見るのは、
4,300ドル
です。
金曜日に大きく上昇しているため、多少の利益確定売りが入ること自体は不自然ではありません。
そのため、下落するかどうかではなく、
「下がったあと4,300ドル付近で買いが入るか」
を見ることが重要です。
さらに4,300ドルを明確に割ってくる場合は、
4,250~4,230ドル
まで調整余地が広がります。
この価格帯は金曜日の始値~安値付近でもあり、今回の急騰が始まったゾーンです。
明日の3つのシナリオ
① 4,300ドルを維持 → 4,370ドル突破
最も強い形です。
4,300ドルより上で推移しながら4,370ドルを突破した場合、
4,400ドルへの再トライ
が意識されます。
さらにドル安・米金利低下が同時に進んでいれば、上昇にはより整合性があります。
② 4,370ドルを抜けられず → 4,300ドルへ調整
十分に考えられる動きです。
ゴールドは先週だけで7%以上上昇しています。
そのため、
「上昇トレンド=毎日上がる」
ではありません。
4,370ドル付近で上値を抑えられ、一度4,300ドルまで調整してから方向を探る展開も自然です。
この場合も、4,300ドルを維持する限り、直ちに下降トレンドへ転換したとは判断しません。
③ 4,300ドルを明確に割る
ここから少し見方を変えます。
4,300ドルを割り、戻しても4,300ドルを回復できない場合、
4,250~4,230ドル
までの調整を警戒します。
特に、
ドル指数反発
米10年債利回り上昇
ゴールド4,300ドル割れ
が同時に起きる場合は、金曜日までとは逆方向の資金フローになっている可能性があります。
明日は経済指標より「ドルと金利」を見る
8月10日は、米国では3カ月・6カ月国債入札などは予定されていますが、CPIや雇用統計のような大型経済指標は予定されていません。
そのため、明日は経済指標そのものより、
①ドル指数
②米10年債利回り
③4,300ドル
④4,370~4,400ドル
の4つをセットで確認したいところです。
また、今週最大の材料の一つは8月12日の米CPIです。
そのため月曜日から一方向に走るというより、CPIを前に高値圏でポジション調整が入る可能性も考えておく必要があります。
中東情勢にも注意
もう一つ無視できないのが中東情勢です。
8月9日時点では、ホルムズ海峡を巡るイランとオマーンの協議について「最終段階」と報じられている一方、海峡再開には米国側への追加条件も残っています。
ここは単純に、
「和平=ゴールド下落」
とは考えない方がいいでしょう。
緊張緩和は安全資産需要を弱める一方、原油価格低下→インフレ懸念低下→米金利低下という経路では、逆にゴールドを支える可能性もあります。
したがってニュースそのものではなく、ニュースを受けてドルと米金利がどう反応するかを見る方が重要です。
8月10日のまとめ
現時点での短期構造は、まだ上方向です。
ただし金曜日に大きく上昇しているため、明日は「買いか売りか」を最初から決めるのではなく、
4,300ドルを維持するのか。
4,370~4,400ドルを突破するのか。
この2点を確認してから判断したい局面です。
私が特に注目するのは、
4,300ドルより上
→ 上昇構造維持
4,370ドル突破
→ 上昇再開の可能性
4,300ドル割れ
→ 4,250~4,230ドルへの調整警戒
という3段階です。
先週までの値動きだけを見れば買いが強い相場ですが、急騰後だからこそ、価格を追いかけるのではなく、「どの価格を守るか」から相場を見ていきたいと思います。
※本記事は相場環境を整理することを目的としたものであり、特定の売買を推奨するものではありません。市場環境は急変する可能性があります。