【第12回】私は「勝率90%」より、「負け方」を見ます。
FX
EAやインジケーターを探していると、「勝率90%」という数字を見かけることがあります。
高い勝率は、とても魅力的に映ります。
「これなら安心して使えそうだ。」
そう感じるのも自然なことです。
ですが、22年分のドル円データを検証してきた私は、最初に勝率を見ることはほとんどありません。
私が先に確認するのは、
そのロジックが、どのように負けるのか。
そこです。
勝率は、「負けた回数」を教えてくれます。
しかし、それだけです。
例えば勝率90%でも、
残り10%の負けが一度で利益をすべて失うような設計なら、安心して運用できるとは言えません。
逆に、勝率がそれほど高くなくても、
負けが一定の範囲に収まり、利益とのバランスが取れていれば、長く運用できる可能性があります。
つまり、勝率だけではロジックの強さは判断できません。
私が知りたいのは、「負けたあと」です。
連敗はどのくらい続くのか。
ドローダウンから、どのように回復しているのか。
利益を積み上げるスピードは安定しているのか。
それとも、一度の大勝ちに依存しているのか。
こうした点を確認すると、そのロジックの性格が少しずつ見えてきます。
私は、勝率という一つの数字よりも、「負けたあとに、どう振る舞うロジックなのか」を重視しています。