ドル円は押し目買い継続か!?162円台回復で次は163円へ
ドル円162円台回復!円安再加速 市場は為替介入を警戒
ドル円が162円台を回復
ドル円(USD/JPY)は162.30円付近まで上昇し、先週の調整局面から再び上昇基調を強めています。
背景には、米雇用統計が市場予想を下回ったにもかかわらず、米ドルが全面高となっていることがあります。
さらに、中東情勢への警戒感が続く中、安全資産としてドルが買われたこともドル円を押し上げる要因となりました。
円安を支える最大の要因は日米金利差
ドル円の上昇が続く最大の理由は、依然として大きい日米金利差です。
日本銀行(BOJ)は金融政策の正常化を進めていますが、日本の政策金利は主要国と比べて依然として低い水準にあります。
そのため、
低金利の円を借り、高金利のドルを買う「キャリートレード」
が継続しており、円安を支える構図に大きな変化はありません。
為替介入への警戒感も高まる
ドル円が40年ぶりの高値圏に近づく中、市場では日本政府による為替介入への警戒感も強まっています。
政府は「過度な為替変動には適切に対応する」との姿勢を繰り返していますが、現時点では実際の介入は行われていません。
一部では、市場参加者の不意を突く予告なしの介入が行われる可能性も指摘されています。
MUFGは追加利上げを予想
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、市場が日銀の利上げペースを過小評価していると分析しています。
日本では物価上昇が続き、国債利回りも上昇傾向にあることから、日銀は追加利上げを実施する可能性があると予想しています。
MUFGでは、
- 次回利上げは9月
- 政策金利は2027年1月までに1.5%
へ到達すると見込んでいます。
一方、HSBCは日米金利差が縮まらない限り、ドル円は高値圏で推移しやすいとの見方を示しています。
ドル円は依然として上昇トレンド
ドル円は162円台を回復し、依然として高値圏で推移しています。
テクニカル面でも上昇トレンドは維持されており、日米金利差が大きく縮まらない限り、押し目では買いが入りやすい地合いが続いています。
ただし、40年ぶりの高値圏では日本政府・日銀による為替介入リスクも意識されやすく、短期的には急激な値動きにも注意が必要です。
まとめ
- ドル円は162円台まで上昇し、高値圏を維持
- 米ドル高と中東情勢がドル買いを後押し
- 日米金利差が円安の最大要因
- 市場では予告なしの為替介入も警戒
- MUFGは9月利上げ、2027年1月に政策金利1.5%を予想
- テクニカル面でも上昇トレンドは継続している