損切が決められてやっとスタートライン
FX
リスクリワードを語る前に、損切り幅を語れ
「リスクリワード1:2を狙います」——立派だ。
でも、その損切り幅に根拠がなければ、すべて絵に描いた餅だ。
でも、その損切り幅に根拠がなければ、すべて絵に描いた餅だ。
「リスクリワード比を意識しています」「最低でも1:2を狙います」——資金管理を学んだトレーダーがよく口にする言葉です。確かに、リスクリワードは重要です。前回の記事でも、その大切さを解説しました。
でも、リスクリワードを語る前に、必ず確認しなければならないことがあります。それは「損切り幅に根拠があるか」です。損切り幅が適当に決められていたら、どれだけ立派なリスクリワードを掲げても、それは机上の空論にすぎません。
リスクリワードは、損切り幅と利確幅の比率です。その土台である損切り幅が間違っていたら、比率そのものが意味を持ちません。
リスクリワードを「先に」決める間違い
多くのトレーダーが、リスクリワードから逆算して損切り幅を決めてしまいます。「利確を40pipsにしたいから、損切りは20pipsにしよう」というように。
これは順番が逆です。損切り幅は、リスクリワードのために決めるものではありません。相場の構造によって決まるものです。
損切りを置くべき場所は、「そこを超えたらエントリーの根拠が崩れる場所」です。買いエントリーなら直近安値の下、売りエントリーなら直近高値の上。この位置は、相場の構造によって決まっています。リスクリワードの都合で動かしていいものではありません。
「1:2にしたいから損切りを20pipsに固定する」というやり方は、構造を無視して数字合わせをしているだけです。本来30pips必要な損切りを20pipsに縮めれば、まだ根拠が崩れていないのに損切りに引っかかってしまいます。