えんむすびAI 開発ストーリー 第1回 ― なぜ、ゴールドの私が「円クロス」のEAを作ったのか
いま、ゴールドとはまったく違う新作EAを作っています。名前は『えんむすびAI』。USDJPY・GBPJPY・EURJPYの3つの円クロスを見張るEAです。ゴールド専門だった私が、なぜ円クロスに手を出したのか。販売前のいま、その“作っている途中”を、順番にお話しします。
ゴールドEAを運用するなかで、私は嫌というほど学んだことがあります。一つの相場にすべてを賭けると、その相場が牙をむいたときに逃げ場がない、ということです。買い特化のEAは、ゴールドが一方向に下げ続ける局面で、ただ耐えるしかありません。
だったら、似たような顔をして動く相場を、何枚か並べて見比べたらどうだろう。そう考えたのが出発点でした。並べる相手に選んだのが、同じ「円」を軸に動く3つの円クロス――USDJPY・GBPJPY・EURJPYです。
この3つは「円が買われれば一緒に下がり、円が売られれば一緒に上がる」傾向があります。同じ家族のように、だいたい同じ方向を向いて動くのです。ところが、ときどき一つだけ、仲間に乗り遅れる瞬間があります。
この「出遅れ」は、いずれ仲間に追いつこうとすることが多い。だとすれば、出遅れた一輪だけを、そっと買う。それがえんむすびAIの種になりました。3つを横並びで見ているからこそ、見つけられる歪みです。
もう一つ、どうしても入れたい機能がありました。EAが「いま何を考えているか」を、日本語で語ることです。含み損を抱えているとき、EAが黙って動いているのは、本当に不安なものです。私自身がその不安を味わってきたので、判断の理由をぜんぶパネルに表示する“説明できるAI”にしました。機械学習のブラックボックスではなく、理由の見えるルールで。
3つの「円(えん)」の縁を結び、出遅れた一輪を拾って育てる。縁結びであり、円結びでもある。だから「えんむすび」。世界観には、桜を選びました。
桜は、散っても必ずまた咲きます。このEAも、含み損を抱えた局面では決済を急がず、回復を待つ設計です。ただし、これは“損切りをしない”という諸刃の選択でもあります。なぜその設計にしたのか、どんなリスクがあるのかは、この連載で正面からお話しします(隠しません)。
えんむすびAIは、まだ販売していません。これからEA検証ラボのデモで毎日動かし、良いところも危ういところも公開しながら仕上げていきます。完成までの過程を、ぜひ一緒に見守ってください。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載している運用結果は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。FX・CFD取引はリスクを伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。