AI類似チャート予測EA開発ノート4|ナンピンを入れたら、想像以上に化けた。ただし、ここからが本番。
こんにちは、つもです。
この記事は、AI類似チャート予測EA開発ノートの4本目です。
今回は、かなり大きな変化がありました。
正直、少し驚きました。
前回まで、AI類似チャート予測EAは、単発エントリー型として検証していました。
過去チャートから、今の形に似た場面を探す。
その後の値動きを見て、BUYかSELLかを判断する。
ただし、通貨ペアごとの過度な最適化はしない。
複数通貨ペアでも極端に崩れにくいかを見る。
この方針で進めていました。
前回の結果としては、派手ではないものの、複数通貨ペアでPFがおおむね0.97〜1.05付近に収まりました。
つまり、
「勝てるEAが完成した」
ではなく、
「単発エントリー型として、検証を続ける価値のある土台が見えてきた」
という段階でした。
今回は、その次です。
単発型として形が見えてきたAI類似チャート予測EAに、ナンピン・バスケット回収構造を入れてみました。
結果から言うと、想像以上に化けました。
ただし、ここで勘違いしてはいけません。
ナンピンを入れたら勝てる、という話ではありません。
AIで入口を絞り、バスケットで回収し、MTPで壊れ方を制御する。
この組み合わせに可能性が見えた、という話です。
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前回までの位置づけ
前回は、過去データに合わせる作業をやめました。
特定の通貨ペアだけで数字を良くする。
特定の期間だけでPFを上げる。
パラメータを細かく触って、過去に合う設定を探す。
この方向は危ない。
そう判断しました。
そこで、単発エントリー型として、複数通貨ペアに横展開しました。
結果は、おおむね次のようなイメージです。
EURUSD M15。
PFは0.99。
純益はややマイナス。
最大DDは3.72%。
USDJPY M15。
PFは1.01。
純益は小幅プラス。
最大DDは4.01%。
GBPUSD M15。
PFは1.04。
純益はプラス。
最大DDは4.09%。
AUDCAD M15。
PFは0.97。
純益はマイナス。
最大DDは5.15%。
EURJPY M15。
PFは1.05。
純益はプラス。
最大DDは1.97%。
派手ではありません。
でも、重要なのは、極端に壊れていないことでした。
特にEURJPYは、期間分割でも大きく崩れませんでした。
2020〜2022年。
2023〜2024年。
2025〜2026年5月。
どの期間でも、PFが大きく崩れない。
これは、単発型としては悪くない見え方でした。
ただし、そこで止まっていても実運用には遠い。
そこで、次の実験に進みました。
回復型マーチンは、あまり効かなかった
まず試したのは、回復型マーチンです。
ただし、ここでいう回復型マーチンは、一般的なナンピンとは少し違います。
ポジションを追加するのではありません。
負けたあと、次回のAI判定エントリーでロットを少し上げる方式です。
イメージとしてはこうです。
通常は0.10 lot。
負けたら次は0.13 lot。
さらに負けたら0.16 lot。
さらに負けたら0.21 lot。
つまり、AIの有効シグナルが出た時だけ、次回ロットを少し強く張る。
考え方としては悪くありません。
単発ロジックを壊さず、次の有効エントリーで回収力を上げる。
ただ、実際に試してみると、効果はあまり出ませんでした。
理由はシンプルです。
単発ロジックが、すでに小さく負ける設計になっていたからです。
小さく負ける。
RecoveryStepが進む。
ロットが上がる。
でも、大きく回収するほどの歪みはない。
結果として、回復型マーチンの出番が薄い。
むしろ、下手にロットを上げることで、単発ロジックの素直さが消える可能性もありました。
ここで再確認しました。
単発ロジックは、思ったより悪くない。
でも、回復型マーチンを本流にするほどではない。
そこで、回復型マーチンはいったん脇に置きました。
既存EAと比較してみた
次に、従来使っていたEAと比較しました。
比較対象は、ナンピン・バスケット型のEAです。
どちらも、逆行したら同方向に追加する。
平均建値を改善する。
戻りで一括回収する。
いわゆる、ナンピンEAの王道です。
既存EAの一つは、かなり優秀でした。
PFは1.68。
勝率は78.50%。
相対DDは15.83%。
純益も大きい。
これは普通に強いです。
ただし、ナンピンEAである以上、安全とは言いません。
ロットが積み上がる。
逆行すれば含み損が増える。
戻りを待つ必要がある。
この構造は変わりません。
もう一つのEAは、資金を厚くすれば耐えるタイプでした。
PFは1.71。
純益も大きい。
ただし、最大DDも大きい。
資金効率としては重い。
つまり、ロジック自体が悪いわけではない。
でも、資金を厚くして耐えるEAです。
この比較で見えてきたのは、ナンピンEAには明確な強さがある一方で、壊れ方もはっきりしているということです。
勝つ時は強い。
でも、逆行時の設計を間違えると重い。
ここをどう制御するか。
これが、MTP側のテーマにもつながります。
AI類似チャートEAにナンピンを入れてみた
ここからが今回の本題です。
AI類似チャート予測EAに、ナンピン・バスケット構造を入れてみました。
構造はシンプルです。
初回エントリーだけ、AI類似チャート判定を使う。
逆行したら、同方向に追加する。
ロットシーケンスで段階的に増やす。
バスケット全体で回収する。
つまり、
AIで入口を絞る。
ナンピンで平均建値を改善する。
バスケットでまとめて回収する。
この形です。
ここで重要なのは、ただナンピンを入れたわけではないことです。
初回エントリーは、AI類似チャート判定で絞ります。
つまり、何でもかんでも初動で入るのではありません。
過去チャートとの類似性を見て、ある程度方向感があると判断した時だけ入る。
そのうえで、逆行したら段階的に追加する。
この組み合わせが、今回かなり効きました。
ストラテジーテスト結果
今回の検証結果は、かなり良いものでした。
主な結果は次の通りです。
よろしいですか?