2026年2月9日(月)からの週の、USD/JPYを中心とした為替相場予測と注意点
現在(2月6日時点)のUSD/JPYは156円台半ばで推移しており、1月下旬の152円台への急落から急速に値を戻す展開となっています。来週は「日本の選挙結果を受けた初動」と「米国の重要指標(CPI)」の2大イベントが重なる、非常にボラティリティ(変動率)の高い1週間となることが予想されます。
来週(2月9日~)のUSD/JPY 予測
予想レンジ: 154.50円 ~ 158.50円
基調: 底堅いが乱高下(選挙結果で窓開けスタートの可能性大)
1. 根拠と詳細解説
① 日本の選挙後の政治情勢(月曜日の初動)
来週の相場で最も警戒すべきは、週明け9日(月)早朝のオープン価格です。週末(8日想定)に行われる選挙の結果次第で、大きく窓を開けて始まる可能性があります。
与党が安定多数を確保した場合:
シナリオ: 政治的安定感からリスクオン(投資選好)の円売り・ドル買いが入りやすくなります。アベノミクス以降の「株高・円安」相場の連想や、キャリートレードの継続が意識され、157円台を試す展開が予想されます。
与党が過半数割れ・または苦戦した場合:
シナリオ: 政治的・財政的な不透明感が高まります。短期的には「日本売り(円安)」の側面と、リスク回避の「円買い」が交錯し、乱高下する恐れがあります。特に、連立協議の難航などが報じられると、日銀の金融正常化(利上げ)プロセスへの政治的圧力も懸念され、相場の方向感が定まりにくくなります。
② 米国消費者物価指数(CPI)の発表(11日・水曜日)
今週の最大の経済イベントです。日本時間の11日(水)22:30に米国の1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
重要性: 現在、USD/JPYが152円から156円まで戻している主因は「米国のインフレが根強く、利下げが遠のく」という観測です。
予測: CPIが市場予想を上回れば(インフレ再燃)、米金利上昇とともにドル買いが加速し、昨年高値や158円~160円の介入警戒ゾーンを一気に意識する展開になります。逆に下振れた場合は、154円方向への急激な巻き戻しに注意が必要です。
③ テクニカル分析
1月27日に一時152.45円まで下落した後、明確な上昇トレンド(リバウンド)を描いています。
下値の目途: 155.00円付近がサポートラインとして機能するかが焦点。ここを割り込むと調整色が強まります。
上値の目途: 直近の戻り高値である157円台後半~158.00円が強い抵抗帯です。
2. 特に気を付ける点(リスク要因)
介入警戒感の再燃(157円~158円ゾーン)
USD/JPYが157円を超えて上昇ピッチを速めた場合、**「口先介入」**のトーンが強まる可能性があります。選挙直後の新体制(または継続政権)が、円安に対してどのようなスタンスを示すかに市場は敏感になっています。「投機的な動きには断固たる措置をとる」といった発言が出た場合、アルゴリズムによる急激な円買い戻し(数円幅の下落)が起こり得ます。
日本のGDP(16日発表)を控えた週末の調整
翌週の月曜(16日)には日本の10-12月期GDP(1次速報)の発表が控えています。個人消費の弱さが確認されると、日銀の追加利上げ期待が後退し、円安要因となります。週末13日(金)には、このリスクを見越したポジション調整が入る可能性があります。
知ったらしまいの「セル・ザ・ファクト」
選挙結果がどうあれ、月曜日の朝に材料出尽くし(Sell the fact)の動きが出ることもよくあります。「与党勝利で急上昇した直後に急落」といった騙しの動きには十分注意し、極力、東京市場の仲値(9:55)通過後の方向感を見極めてからエントリーするのが安全です。
まとめ
来週は、**「月曜朝の選挙結果によるギャップ」と「水曜夜の米CPI」**の2段階でトレンドが決定づけられます。 まずは月曜日のオープンレートを確認し、156円台を維持できているかどうかが、その後の158円トライへの試金石となります。
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